2週間前に、オーストラリア 『東西の果てはどこ?』を書くことになりました。
その時は、横長のオーストラリア大陸(そもそもこれ自体大きいので、別の機会にいろいろ書きたいです(^^)/)の、更にその外側の離島は東西それぞれどこにあるんだろうか?という単純な疑問からスタートしました。
今回はその延長です。
東西に比べ、南北の方が、オーストラリア大陸の長さが短いため驚愕する事実はないだろうと思っていました。
ところがどっこい。。。(昭和的な表現、お許しください)
オーストラリアの最南端はどこ?
南にはタスマニア島がありますよね。
その最南端に、サウスイースト岬があります。
タスマニアの首都ホバートから約95キロ。タスマニア自然保護区の一部であるタスマニア荒野世界遺産地域の一部であるサウスウェスト国立公園の南および南東の角にあります。
とのことなので、おそらく入ることは難しいのでは?
行ったことのある記事がほとんど見当たりませんね。
まあ、実際どこにでもあるオーストラリアの風景。
とここがオーストラリアの最南端かというと、実はそうではなかったのだ。
最南端は、本当にもっと下にあった。
あれ、これ以上オーストラリアの国土なんてあったっけ?
南極の一部なの?
ブブー。不正解。
もっと南にあるのはやはり離島でした。
その名もマッコーリー島。
世界遺産ファンであれば、ご存じの方もいるかと思います。
けど、その位置関係まではっきり示せる人はそうそういないんじゃないかなあ。
タスマニア島より南東に約1400キロ。
ニュージーランドのオークランドよりも南西に約630キロ。ニュージーランドの方が近い。それでも島はオーストラリアのもの。
ペンギンの最大規模の繁殖地でもあり、残念ながら研究者以外は立ち入り禁止。
だから、世界自然遺産にも指定されているんですね。
何だ、残念だなあ。と行きたい気持ちをくじく、衝撃のデータ。
なんと、年間307日も雨という世界最高記録を持っています。
しかも南極にめちゃ無茶近いし。うーん、寒そう、どころじゃないですね。
南と聞くと暖かいイメージですが、あまり行き過ぎると極寒が待っていました。
興味をそいですいませんでした。
オーストラリアの最北端はどこ?
一方、北端はどこにあるんでしょうか?
今度は北、という字が入っていますが、南半球にとって北は赤道を目指すものなので、暑くなるんですよね。
オーストラリア大陸の最北端はヨーク岬(ケープ・ヨーク)。
地図の上の方にはパプアニューギニアが控えていますが、そちらの方が近い。
間の海峡はトレス海峡と呼ばれていますが、そこにはトレス海峡諸島と呼ばれる島々がいくつかありますが、遠い昔、真珠の養殖で盛んな時期もありました。
で、半島の先端、ヨーク岬がオーストラリアの最北端かと思いきや、これもまた違ったんですね。
そのキーワードはまたしても離島でした。
そして、またもやオーストラリアではなく、他の国の方が距離が「明らかに」近い!
オーストラリア最北端はここ、モイミ島。
え、なに。それ?
まずは、トレス海峡とそこにある島々のイメージです。
そして、モイミ島。
もう地図に出てこないんじゃないか、と思うくらい拡大していますが、隣接の大きな土地は、さきほどのパプアニューギニアです。カヌーで行ける距離なんじゃないの?
いやあ、驚きました。最北端が、まさかほとんどオーストラリアでは全くないようなところにあるなんて。で、やっぱり大した記事もありませんでした。
ちなみに、モイミ島のすぐ下にある少し大きなボイグ島は、先住民が260人住んでいるそうです。現在の地球温暖化によりこの島も水没の危機に瀕していますが、食い止めるため、オーストラリア政府が防波堤建設のため多額の費用を捻出したそうです。
今回も東西に続き、南北に広いオーストラリアが確認できました(^^)/。
といってもなかなか行くことはできませんよね。
妄想の中でトリップしよう。
(いつか行ける日を夢見て)