この時期は毎年発表される、イギリスエコノミスト誌の「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット」による、世界でもっと住みやすい都市ランキング。
世界173都市を対象に、医療、治安、政治的安定性、インフラ、緑地といった項目に基づき住みやすさを評価したもので、例年ベスト10にはオーストラリアの都市が複数ランクされ、オーストラリアの生活水準の高さを伺い知ることができます。
さて、今年のランキングは様変わり。
1.ウィーン(オーストリア)
3.チューリヒ(スイス)
4.カルガリー(カナダ)
5.バンクーバー(カナダ)
6.ジュネーブ(スイス)
7.フランクフルト(ドイツ)
8.トロント(カナダ)
9.アムステルダム(オランダ)
10(同着).大阪(日本)
10(同着).メルボルン(オーストラリア)
数年前までは、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドにスイスを加えて、ほぼベスト10を独占していたんですね。
去年は大阪が3位というのもびっくりな現象。
しかし、今年も驚きました。
過去、8年連続1位だったことのあるメルボルンがなんと10位に。
ベスト10の常連だったシドニー、昨年もベスト5に入っていたアデレードは今回圏外。
ちなみにニュージーランドはベスト10に1つもない。
かわりにヨーロッパの都市が大躍進し、大量に入ってきた。
この1年って、コロナ禍でとても外国の都市に行って、「ここは住みたいな」と思える状況ではなかったんじゃ。特にヨーロッパ。
もう毎日感染者数が日本の1桁、2桁多くてびっくり。
マスクさせる政府の言うことなんて聞けるか!
というほど混乱を極めていたのはどこに行ってしまったの。
で、ふと思いました。
去年は、自国、または陸続きで国境を超えることができたヨーロッパの都市の評価があ上がっただけなんじゃないでしょうか。
だって、オーストラリアやニュージーランドは飛行機に乗らない限り、渡航できせんでしたよね。
カナダは人口の多いアメリカからの票が大量に入ったと考えるべきでしょう。
加えて、ランキングの評価の項目に「医療」が入ってますが、どこの国もコロナ禍で医療崩壊状態だったはずなので、とても評価できるしろものじゃなかったんじゃ!
そんなわけで、今年のランキングにオーストラリアが少ないといっても気にしなくてもいい、無視しちゃいましょう!
国境がオープンになり、世界中で往来が始まれば、きっとオーストラリアの良さが再評価されるはず。
多分、来年は多くのオーストラリアの都市がベスト10に入ってくると思います。
来年にこうご期待!
写真:2011年7月