外側からではわからない。ケアンズ近郊に広がる熱帯雨林の中に忽然と現れる建物は、まるで東南アジアの熱帯に隠れていたアンコールワットかのようです。
(と言っても行ったことありません・・・航空写真でしかみたことありませんが!(^^)!)
それにしても、よく密林のなかに作ったなあ。しかも数人だそうで。
まてよ、建物を作ってから、周りの草木が生えたから、周りから見えなくなったんだっけ!
最初の建物をみてふとそんなことを考えてしまいました。
さあ、ガイドさんと一緒に歩きましょう!
最初にガイドさんから教えてもらったのがこの建物。
パロネラという変な名前が付いてますが、何でかわかります?
人の名前なんですね。
ホセ・パロネラさん。
名前から想像すると、オーストラリア人ではなさそう。
事実、ヨーロッパからの移民。1930年にスペインから来たそうです。
建物はスペイン風だということですが、朽ちてしまっているので、スペイン風なのかどうか、良くわかりませんでした。
ただ、立った数人だけで、写真のような建物をたくさん作り、庭園を整備したそうです。熱帯雨林が覆いかぶさっているため全容が最後まで掴めませんでしたが、サッカー場が4,5個入るほどの広さなんじゃないかなあ。
とにかく歩くしかないです。ガイドさんからの第一声。
ガイド「それでは、ホセ・パロネラがどんなものを作りあげてきたか、足跡をたどりましょう」
次男(小学2年生)「え、足跡があるの?」
ガイド「足跡はないけど、たどれますよ」
ガイドさん、すみません。まだ言葉をそのまま真に受けてしまう年代なので、びっくりしてしまったかもしれません。
さっそく来ました。ああ、遺跡らしい。
まるで古代ローマのよう?
いえいえ、1930年代のに建築ですから、近代建築の部類かな。
廃墟同然となってしまうと、あっという間に熱帯雨林という自然の猛威に囲まれて、このようになってしまうんですね。まさに自然の底力。
それでも、自然の驚異に巻き込まれても耐えてきた建物。
ガイド「当時から柱が残っていますね。これは頑丈な鉄が入っているからです。
でも、当時は鉄はとっても高かった。どうやって手に入れたかな?」
パパ「今日はケアンズからクルマで来ました。途中の風景で見えたものですか?」
ガイド「はい、見えていたはずです」
さあ、子供たちが真剣に考えています。
わかったかな?
ケアンズからパロネラパークに至るまでの途中国道(ハイウエイ)沿いには、たくさんのバナナ畑を見てきました。
オーストラリアだけに広大です。
トラックでバナナを運んでいたのではとても非効率なんでしょう。
代わりに、トロッコの車両があちこちに見ることができました。
トロッコは何の上で動くのかな?
ここまで言って、当時6年生の長男は答えが分かったようです。
んはわかりましたか?
答えは
長男「線路!」
大正解!(とガイドさんが言ったような)
ガイドツアーも、こどもがいると楽しさ倍増です!
写真:2013年7月