オーストラリアの旅行には欠かせないクルマ(レンタカー)
現地に知り合いがいない限り、自分で運転するとなるとどうしてもレンタカーになります。
レンタカーは世界中から来る旅行者にとってはメジャーな手段ですので、借りて別の場所に返したりなど、サービスは十分な環境が整っていると感じます。
ただ1つを除いて。
しょぼすぎるナビゲーションシステム
唯一の欠点は、ナビゲーションシステム、通称カーナビ。
もしかしたら日本のナビが圧倒的に優れているだけかもしれません。
「この先右折です」というガイドは右折する数10メートル手前で確実に遅れないように指示してくれるし、音声案内も適格だと思います。
一方オーストラリアのカーナビは、英語だということを多少差っ引いても、「うーん、信じていいのか?」
のレベルです(2019年8月)。
以前(2013年7月)、ケアンズでレンタカーを借りた時も苦労しました。
「この先左です」、すぐに「この先右折です」
とぐるぐると右左折を繰り返しているうちに、なぜか途轍もなく広い(たぶん幅3メートルくらいの)側道に入ってしまっていました。その後ナビは
「このまま直進してください」
の音声に従って直進したら、突然側道が終了し、正面に開けた畑の中に突っ込んだことがありました。幸いオフシーズンで畑は硬い土に変わっていたので、クルマの運転に差し支えありませんでしたが、これが柔らかい土にはまり、タイヤが抜けられない状態だとどうなったかと考えただけでぞっとします。
あれから6年も経ち、2019年。ナビもだいぶ進歩したはずだと思ったのですが・・・
シドニー郊外へブルーマウンテンに行くまで、フリーウエイ(高速道路)を利用する機会がありました。
見かけ上ずいぶんと機能が向上したように思えたカーナビ
日本と同じような機能があるように見えましたが、実はまだまだ。
フリーウェイに入る時から既に間違っていました。
「行先を入力して。出口を確認して。さあ出発だ!」
早々カーナビに従えば本来問題ないはずが、いきなり遠回りされてインターの入り口へ。
それでも、最短ルートで着くなら、その指示に従ってインターに入るだけだろうな。
と思っていたら、遠回りするフリーウェイに乗っていた!
なんでこんな指示が出たんだ。しかし、この時はもう乗ってしまったので、今更後戻りできない。
次に、走行中に途中インターコネクション(高速道路が複数立体に交わる場所)に出たときも、進行方向ではない方向に曲がるように指示。さすがにこれは無いだろうと思い、やむなく一旦降り、本来向かう方向に向かっている最中、
「この先右折です」の指示。
「おいおい、もう交差点の真ん中をちょうど通り過ぎたところなんだけど」
(ようするに、指示が遅すぎです!(怒))
とクルマのスピードの計算さえ入れていないのかよ、と突っ込みたくなるところ。
結局、本来交差点を「右折」した道に戻るまで、なんと3キロも余計に迂回につぐ迂回をするはめになりました。
全くいけてない、オーストラリアのカーナビ。
信じちゃいけないよ、というつもりはありません。
うっかりはまってしまうことがありますが、後々帰国後のいい思い出になったね、くらいの覚悟で臨めば全然問題ないです!
もうちょっと精度がアップしてくれると嬉しいなあ。
写真:2019年8月13日