美食大陸オーストラリアで味わうなら絶対メルボルン。
そこで、出会った美食の魅力と実感をお届けしたいと思います。
何でもかんでも新しいスポットが美食の全てではありません。
何年にも渡ってお店が続いてきたのには理由があるように、メルボルンの街にも
ずっと長年構えてきて、いまだに人気の衰えないお店も多数存在します。
さすが歴史のある街。近代建築のビルと混在しても、まったく古さもだささも感じません。
そんな中で、これはというお店。
オーストラリア人の舌はおおざっぱで、食事に繊細さはあるんだろうか?
と日本人の自分にとっては少し疑問の?がありましたが、それを一気に吹き飛ばしてくれたお店がここ。
Pellegrini's Espresso Bar (メルボルン) の口コミ・写真・地図 – トリップアドバイザー
でした。
ランチタイムが終わるのを狙ったんですが、見事に裏切られました。
満席。席空き待ちの人。
あ、これは本物だ、という実感が全身にこみ上げてくる。
およそ、地元民のためにスタートしたと思われる、イタリアンレストランは、カウンターがメイン(というか、ボックス席はない)。
20人も入ればいっぱいになってしまう。
調度品も抜群。あ、これは昔から飾ってあるあけなのかな?
外のストリートとのスピード感から少しだけ隔離された、過去のスピード感。
カウンターでは食後なのか、カフェでくつろぐ姿があちこちに。
イタリアンで今までオーストラリア国内で美味しいお店に出会ったことが無かった。
何度かパスタやピザを食べにいったことがある。
それなりにお店には個性もあり、お金を出せば美味しいお店も多い。
けど、そんなにお金を掛けずに「ふら~と」立ち寄って入れるお店で、イタリアンって無いのかな?
まさしく、そんなお店でした。
最初から目当てのお店ではなかったし、目指す食べ物も無かったが、店内で食事をしている客のお皿をみると、ほとんどがミートソースパスタかラザニアだった。
ラザニア組の方が実感多数派か。
だったら食べないわけにはいかないよね。
それに、1日以上控えていた(マラソン大会に参加するために)カフェも解禁。
ここは名前の通り、エスプレッソ バーとも言われているので、飲まないわけにもいかないでしょう。
ということで、ラザニアとカプチーノのセットを頂くことにしました。
その場の雰囲気でもわかりましたが、1口食べて実感。
これはメルボルンっ子、庶民の味、いや、おふくろの味だ。
素朴な中にも培ってきた伝統を守ってきた味。
世界中のガイドブックにこの店が載っているそうだが、わかるわかる。
美食の一端を垣間見た瞬間だった。
(2014年10月12日の入店に基づく)