旅に出たい。オーストラリアに行きたい。
コロナ禍で移動の自粛をして1年以上。
どこもいいからどこかに行きたいと思っている人ばかりなんじゃないでしょうか?
特に、海外に行くなんてことは個人の希望だけではなく、会社からも自粛、世間の目。
そしてなんといっても相手の国から「日本人は来ないで」
と言われてしまえば、行きたくても行けない。
そんな国のうちの1つがオーストラリアです。
仕方ないですよね。当たり前ですが、どの国も自国民を守らなくてはいけないのですから。
それでも、一度行ったことでオーストラリアが好きになった人、留学やワーキングホリデーで長期滞在をしていたところに「帰りたい!」と思っている人は、恐らく「郷愁を感じて」行きたくなっていることもあるかと思います。
そんな皆さんは、一体どこに郷愁を感じているのか?
一緒に生活をエンジョイした友人や仕事仲間。
驚愕な景色を体験した場所。
おいしかったレストランや街中のC級グルメ(オーストラリアならフィッシュアンドチップスか、ミートパイあたりでしょうか)。
触れ合った有袋類の愛くるしい動物たち。
どれも全て再訪したい理由になりそうですよね。
うーん、自分もどれも当てはまりそうですなあ。(留学も長期滞在もしたことないんですが。それ以外は当てはまりそう)。
そういう自分は、何に一番郷愁を感じているのか、考えてみました。
つまり、どこに、もう一度、真っ先に何を見に(会いに)行きたいんだろうか?
考え始めた瞬間、速攻で浮かんだものがこれ。
案内板や道路標識です。
道路標識です。
なぜか、同じ写真を撮るだけのために、もう一度行ってみたくなるんです。
よほどの自然災害がない限り、朽ち果ててつつ生きながらえているんじゃないだろうか。
余計なところにはお金を掛けないオーストラリア。
多分、看板なんて作り変えないだろうなあ。
南オーストラリア州カンガルー島の西半分、フリンダース国立公園入口付近の案内板
今はこの案内板はあるんだろうか?
ここは2019年暮れまでに続いていた大規模な森林火災により、周辺は全て灰と化してしまいました。
看板も火災に巻き込まれて、無くなってしまったか、それとも頑張って残っているのか。確認に行きたい・・・
シドニーダーリングハーバーの案内板。
大自然の中にある道路標識と違って、おしゃれ感が伝わってきますね。風景に溶け込むように、色合いも出ている。でも、なぜか力強さを感じない。
オーストラリアだけど寒々とした中にある案内図。
タスマニア島東部グレートイースタンドライブにある、ホバートから166㌔地点。
クルマもほとんど通らない中、けなげに広告も。
やはり、自然に囲まれた中で見つけると、なんか存在意義を出そうと踏ん張っているように感じられるのは私だけでしょうか?
あ、私だけでも全然問題無し。これだけのために郷愁を感じて、オーストラリアを再訪したいなんて思っている日本人が国内に1人しかいなくても。
あ、でもこれはかわいいでしょ☺
メルボルン郊外、世界で最も美しい海岸線を走る道路の1つ、グレートオーシャンロード。
アデレード方面からメルボルン方面に向かう、ケネットリバー手前あたりかな。
この辺りは本当にコアラが住んでいるのでこのような看板がありますが、本当に注意するほどコアラが道路まで下りてくるのかな。
なぜかコアラに郷愁を感じなくて、標識に感じてしまうなんておかしなことかもしれませんが、まだオーストラリアの郊外に行ったことない人、きっと気持ちはわかると思います。
あんまり写真を載せ続けると変人に思われてしまうかもしれないので、この辺で終わりにしますね。