ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

オーストラリアのどこに郷愁を感じるか?まだ撮れていないシーンを目指して

広い地球上で、「死ぬ前にどうしてもここに行っておかないと後悔しそう!」

というものが誰にもあるかと思います。

私にもあります。行ったことないけど、超メジャーなところ。

・フランス モンサンミシェル

マチュピチュ

・エジプトのピラミッド

・ビクトリア滝

アンコールワット

・ガウディ

どれもわかりやすいランドマークですね。

あ、ウルル(エアーズロック)、オペラハウス、グレートバリアリーフは行ったことありますが、また行くつもりですので、あえて強く推しませんでした。

 

とこのようなメジャーなスポットとは別に、「こんなところに行きたいなんて、世界中で自分ひとりだよなあ」と思えることもあるんじゃないでしょうか?

 

はい、私もあります。

 

一定の国でしか体験できない境界線

日本でもアメリカでも、オーストラリアでも体験できないことの1つ、

「赤道を渡ること」これ、特定の国しかないですね。

真ん中の線が赤道

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                               出典 wikiより

さて、上下にもありますよね。

上が北回帰線。そして下の線が南回帰線。

 

南の方はオーストラリアを通っているじゃないの!

 

これに気づいたのが、西オーストラリアをパースから北上している時。

(南半球なので、北上すると暑くなります(^^)/)

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観光を売りにしている看板以外、オーストラリア国内の看板って、ほんと地味なんですよね。わかっている人がわかればそれでいいと思っているところがある。

西オーストラリアのアウトバーン(ハイウエイ)なんて、軽く100㌔で疾走していくので、看板を見た瞬間、そしてその後はあっという間に後方に過ぎてしまう。

引き返すにはとおっても遠いんですよね。

「よし、このために、また来よう」

そんな奴は世界中にいないでしょう。

その後、この看板を2回も通る機会がありました。

なのに。看板近くを走っている最中はなぜかあわただしく先を急いでいて、毎回(とっても3回ですが)通り過ぎてゆく。そしてじっくり観察できないまま10数年が過ぎてゆく。。。

 

極めてシンプルだが注意を引く冠水時の目安になる標識

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                                wikipediaより

オーストラリアのアウトバックの観光シーズンは、常々乾期だと思っています。

もし雨期に遭遇したら、飲み込まれてしまう危険性があるからです。

それだけ、オーストラリアの大雨のサイズは半端ではありません。

 

主要な道路をはずれ、舗装もされていない且つくぼみでもあろうところには、この写真のように、縦長の棒が道路に突き刺さっていた。

最初、なんでこんなメモリが付いた棒がささっているのか理解できませんでした。

道路はからっからに渇き、メモリの役立つシーンがわからない。

 

その後帰国して、何度かオーストラリアの自然災害を目にするようになってようやく理解できました。

写真の棒の先端は2メートルとなっていますが、大雨が降ったら軽くこのメモリの上を越してしまうんですね。

2メートルといったらオフロードのクルマの高さくらいでしょうか?

それ以上になるともうクルマも渡れないということがわかります。

つまり、この標識は「命のシグナル」なのかもしれません。

このようなくぼみを何度も通過しました(もちろん、乾期にですが)。

大自然の脅威を理解しておくために、手元に残しておきたいと考えています。

そして、おりしもオーストラリアでは50年とか100年に一度の洪水が頻発。

ますます地球環境のことを考えざるを得ないとこの写真で思い出すことでしょう。

 

今日はおちはありません。