ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

シドニーマラソンの取説 沿道の応援者(ボランティア)と参加者たち

・ボランティア
どこのマラソン大会でもそうですが、安心・安全に走るには、多くのボランティアに支えられています。
ボランティアの役割はたくさんあるので、全容は目えませんが、走っている最中に、多くの支援を頂いていることが実感できます。

前に書いた、ゴール後に登場する、それぞれの役割のボランティアもそう。

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もっとも目立つのは、給水所で紙コップを渡してくれる人、もくもくと台に紙コップを並べる人。

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お掃除も大変そうでした。

沿道で警備をする人。

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多分警察でしょうが、交通整理(通行止めの対応なども含めて)をしてくれる人。

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救急時のスタッフ。

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・参加者も様々

仮装するランナーもいましたが、地味に「ああ、こんな人たちも参加しているんだ」と
気づかせてくれた数々の参加者たち。

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日本人の老夫婦っぽいです。

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中国人らしき若者の集団がセルフィ―しまくりでした。

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はだしのランナーは日本人?

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むむむ?

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でも、やっぱり沿道の応援も忘れられませんね。

なんといっても、「この写真がベスト」です。

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いやあ、もう一回体験したいくらいでしたよ!

ちなみに、花嫁の正体は、このレース中最大の拍手喝采を浴びてました!

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来年は自分もなんかやろうかな?

 

写真:2018年9月16日

シドニーマラソンの取説 ゴール後のご褒美

シドニーラソンのゴールがオペラハウス前。
オペラハウスでは、ゴール後にまだまだやることが。


1.完走メダルをもらう

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ハーフマラソン、ブリッジランと、1つずつ小さくなっていく(笑)。
 完走しないともらえないメダルは、ゴール直後のゲートの先で、ボランティアのおばさんが完走者に配っています。
 これは、1位でも1000位でも同じみたい。まさに公平の国、オーストラリア
 今更気にするほどのことはないです。だれからもらっても気分は上々。

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前日の準備風景。オペラハウス1Fの駐輪場


2.食べ物をもらえる
 マラソン中に失った水分を補給するために、ペットボトル(水)がもらえます。

 (気温に限らず、熱中症対策、、、かな?)
 こちらはなぜか割と若い男女は配ってます(なんでだろう)。
 オペラハウスには、日陰になる、駐輪スペースのようなスペースがあり、公民館で良く見かけるテーブルにも ペットボトルが用意されているので、勝手に持っていくことができます。

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 ゴール後、一気に1本飲みほしてしまったので、追加で1本もらい、あとでもう1本もらい、日本に持って帰ってきてしまいました。
 他のマラソン大会にはあまりないであろう、フルーツもありました。

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 バナナ、ミカン、オレンジ、そしてリンゴ。日本にいるみたいですね。

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 ただ、こちらは数が少ないため、ゴールが遅いとゲットできない可能性があります。
 ゴール後ひたすら糖分が欲しくなった私なんかは、ミカンを一気に3つも食べてしまいました。


3.完走Tシャツを受け取る
 こちらも完走しないと受け取れないです。 

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 2018年のデザインは青。年によりデザインが丸っきり変わります!

ただしサイズにより限りがあります。S、Mサイズはあまり揃えていないようで、私がゴールした時にはとっくになくなっていたようです。
 私の場合はLサイズで良かったので、在庫はまだまだありました。
 まあ、ゴールしない人も結構いるので、全てのTシャツの在庫がなくなることはないので、もって帰れないことはないです。


4.スタート時に預けた荷物の受取り
 日本を出る前の事前の案内では、「オペラハウス裏手にある、王立植物園内の公園」で受け取ることになっていました。
 そのため、日本人だけ、オペラハウスから疲れた足を引きずって、普段なら10分で行ける距離を、30分かけて、行った先に 荷物を取りに戻る、という光景が見られました。
 幸い、私の場合、先にゴールした同行者から、「ゴール先の荷物受取スペースに荷物があるよ」と教えられ、無駄な往復をしないで済みました。
 2018年だけなのかもしれませんが大きな変更点です。重要ポイントです。

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 こちらは、預けた荷物(大きなビニールに入れる)に自分のゼッケンのシールを貼っていました。

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 番号ごとのブロックに行けば自分で探せることはできますが、ここでも多くのボランティアが活躍しています。
 全身疲労でふらふらな我々が近くに行くと、ゼッケン番号を見たからか、早々に荷物を用意してくれたのには拍手を送りたいくらいです。

 

ゴール後もこのような楽しみがあるのも(しかもオペラハウスで!)気持ちの良い終わり方になりました。

写真:2018年9月16日

シドニーマラソンの取説 ファイナル

ラスト5キロは、もうアップダウンがありません。

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最後の給水所と簡易トイレポイントを通過する

最後に上り坂が残っている、メルボルンラソンや、パースマラソンに比べると、恵まれているかも。

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このオブジェは最近のものらしい 

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何度か上に、下にと通ってきた、ハーバーブリッジ

全身疲労で腕も上がらず写真もぼけてしまってますが、ハーバーブリッジを渡った先左側にあるルナパーク(遊園地)前が、今朝のスタート地点でした。


全面通行止めの中、ハーバーブリッジを渡ってこれたことは一生忘れないだろう。
真下をくぐったときの、海と空の青さの中に、白く輝くオペラハウスだって想い出としては忘れることはできない。

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海沿い。遠方にはオペラハウスが見えている。
あれがゴールだから距離もなんとなくわかり(けど、なかなか近づいてこない)。

もはやだれでもわかる有名どころをひとつづつ走る。

まばらだったロックスの観光客は、日が高くなるころにはいつの間にか人だかり。

サーキュラーキーの、フェリー乗り場の雑踏の中を走る抜けることはできないが、真裏のアルフレッドストリートをひた走る(もはや38キロ以降は、せいぜい早歩きレベル)。
サーキューラーキーに向かう多くの観光客が渡ろうとしている横断歩道で、ボランティアにストップを掛けられる。
人だかりが一層増える。
応援の声がますます増える。
ああ、やっぱりオーストラリアのスポーツは参加者と街と、多くの人々と一体となっている。この感覚最高!

 

ルフレッドストリートからいよいよクライマックスのオペラハウス前。
最後の左折をしたら目の前には海、ハーバーブリッジ、後方には通貨してきたサーキューラーキー。

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それに柵に群がる沿道の人々と、行き交う観光客。

残り500メートルくらいだろうか。
途切れない高級レストランで、ランナーを待つひと(この中には私を待ってくれている人もいた!)、関係なく応援してくれるひと。
マイペースでコーヒーを飲む人。

最後に緩やかに大きく左側に楕円のように曲がると目の前には大きなオペラハウスが出現!

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目の前にはゴールが迫る。
ゼッケンに書いてあった、名前(アルファベット)を見て、名前を大声で呼んでくれるオージーたち。
中学生くらいの子からお年寄りまでハイタッチしてくれる人たち。
ゴール直前には、多分20人連続ハイタッチをしてくれた。
温かいそれぞれの手のぬくもりを今でも思い出す。

スタート時に盛り上げてくれた、古舘伊知郎ばりの迷スピーカーがゴール前で響いている。
もう目の前はゴールなのだ。
朝7:10寒い中スタートしたこの日。
お昼前、最高気温を感じる。長かったようで短かった半日のイベントが間もなく終わる。

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ゲートをくぐってゴール。
周りではみんなの健闘を、ランナー同志、ボランティアからの声掛け、沿道からの拍手とともに、また人生で楽しい思い出の1ページが自分の日記と記憶に追加された瞬間だった。

それにしても、この写真に移っているサーフボードを抱えたAussieの若者。

追い抜いた記憶はないんですが、サーフボード抱えてフルマラソン。しかもサンダル。

すごい人が真後ろにいたもんだ!

 

写真:2018年9月16日

シドニーマラソンの取説 ダーリングハーバーで息切れ

ダーリングハーバーまで下りてくると30キロ。

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係員も暇してる?
ハイウェイの上り下りのたった1キロ半が、まるで5、6キロにも感じるほど。
疲れているのはランナー全員かもしれません。なんてったって、走っている人が「いない」。

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歩道に上がってストレッチする人。ゆっくり歩く人・・・
私は??
水分補給(30キロなのでエナジードリンク)して、ラン再開です。
ダーリングハーバーの真裏あたり。
シーフードが美味しく食べられるフィッシュマーケットまでは近くまで来ていますが、
若干遠い。寄り道したかったなあ。
その後桟橋よりに若干もどったところで、先ほどハイウェイの上から、「ゴマ粒のように」人が見えた、ピアモントの桟橋へ。

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観光地のど真ん中。
しかも、桟橋を行って帰ってくる。桟橋の両端には観光客が歩いている。
我々ランナーに手を振って応援してくれる人。
我関せず、全く自分の世界に浸っている人。
人それぞれも、オーストラリアらしいですね。
・The Star 

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さっき、最大の再開発地、バランガルー(おぼえにくい~)を通ってきたばかりですが、昔からある、スターカジノ&ホテルのThe Starも健在(だと思う)。
思う、と書いたのは、午前中に通過したので、誰一人としてすれ違わなかった!
カジノをやるような人たちが、早朝から散歩するとは思えないし、人種が違うから当たり前かなあ。
なんてことを考えていると、このあたりは細かいアップダウンが続き「もう勘弁してくれ」。
そのうえピアモント地区。このあたりは名前の通り多くのふ頭で、それに沿って走るので、右左折にUターン。
前方の人に一見追いついたかに見えて、その実離れていたり、錯覚も。

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・変わる足元の景色
ずっと走ってきたアスファルト

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これが、桟橋の途中でいきなり板張りに変わるところが、これまたオーストラリアらしい。
足の感触も変わり、ちょっとおもしろい。
海沿いでもあるので、適度な風(早朝よりはだいぶ風が弱まっている)を受けながら1キロほど走っていると、シドニーならではの体験が目前に。


・変わる足元の景色2
板張りを走っていたのもつかの間。

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今度は「線路」の登場だ。
線路といっても現役の電車が入っているわけではありません。
昔々、船なら荷物の積み下ろしを、トロッコのような列車に積み荷を乗せ、集配していた模様。
その面影がふ頭のいたるところに線路だけが残っています。
その上がマラソンのコースになっているのがすごいですね。
だって、力尽きて走っているランナーにとっては、線路のわずかな隙間に足を取られて、転倒してしまう、なんてことがあるかもしれないのに。

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と、どうでもいいことを考えているうちに35キロを経過。

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ショッピングセンターが乱立するダーリングハーバーに帰ってきました。

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しかも、今度は裏通りではなく、観光客も一緒に歩く、ショップ前を走り抜ける。
それも、ビニールのテープ1本隔てただけで。


・再登場。ポップの応援
ダーリングハーバーをひたすら走る。

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お洒落なレストラン、ショップ、水族館などの建物を見学しながら。
ふと、ランナーを応援する、ポップを掲げた女性が前方に出現。

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なんか見たことのある風景だと思ったら、行きの7キロ付近、ハイドバークで応援してくれていたオージー女性が駆けつけてくれてました。
なんだか嬉しいですね。ここまでやってくれると(本当は恋人か友達がいたのかもしれませんが)。
面白い体験はまだまだ続く。
前方を走っていた、がたいの良いオージーの男2人。
突然コースを外れて、沿道に連なるレストランの1軒に消えていった。
トイレ休憩?いや、そんな感じじゃななかったな。
ドリンクタイム?となると確実にアルコールでガソリン補給か。

その後レースに戻ったかなあ?
追跡していれば良かったなあ。

そうこうしているうちに、再び隣接のバランガルーまで戻ってきた。
ということはハーバーブリッジを潜り、その先に豆粒のように見えたゴールのオペラハウス。 

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38キロ過ぎ。

右側が最新のレストラン街。左側がフェリー群。


残り5キロ。ラストスパートだ(嘘です)。
そんな元気のある人はとっくにゴールしてしまっているでしょう。
残りの「たった5キロ」に何分、いや何時間かかるのか。5キロが遠いなあ。

 

写真:2018年9月16日