モーニング、ランチタイム、おやつの時間に食べたものを紹介してきました。
その次にくるものと言えば、「ディナータイム」しかありませんよね。
前に、暮らすように泊まっていたオーナーのビルの屋上にはバーベキュー設備がありますが、バーベキューは大好きだからといって毎日食べる人はいませんよね。
場所はメルボルンシティー内。
実は気になっていたお店がありました。
写真の「ヨーロピアン」です。(時間はディナータイム前の18時頃)
見るからに由緒ありそうな門構え。年期が入った扉。
場所はビクトリア州議事堂が道路を挟んで正面に見える(夜はライトアップされている)。
プリンセスシアターが近くにあり、隣にはこれまら由緒ありそうなワインショップがあり。
これは直観で、素晴らしい雰囲気を楽しめる、と判断しました。
(お財布にとって素晴らしいかどうかは、また別)
それでも、念には念を入れて、この店に飾っているメニューを見に来る人に声を掛けて、どう思っているか、聞いちゃいました。年配夫婦の奥さんに話しかけました。
時はランチタイムが始まる前の午前中のことです。
「すみません、このお店はご存知ですか?」
「もちろん、ヨーロッパでも有名よ」
げ、ヨーロッパの旅行者だったのか。で、何で知っているのか。
「海外のガイドブックに載っているほど、有名なの」
「では、このお店は初めてですか?」
「いいえ、何年か前から何回か来ているわよ」
「美味しかったですか?(ああ、これしか聞けない!)」
「そりゃあ、もちろん、何を食べてもおいしいから、是非行ってね」
「はい、そうします」
となれば、行かないわけにはいきませんね。
ただ、ランチタイムはカフェが最優先でしたので、ディナーに回すことにしました。
(一旦、暮らすように泊まっていた宿のホストの女性に、このお店どうか、再度相談したところ、とってもいい選択だ、と褒めてくれたので、いいお店であることは確実と判断しました)
それにしても。どうして歴史は雰囲気を醸し出せるんでしょうか?
お隣にワインショップがあると先ほど書きました。試飲は一般的(シティーでは有料であることが多い)ですが、試飲用に椅子まで用意されている。
店先でテーブルを囲んで、酔っ払いが談笑していると、隣の店に営業妨害にならないのかな?と日本人の感覚だとふしぎに思いますよね。
ところが、この酔っ払いがいても、いや、いるからこそ周辺の雰囲気が保てるのかもしれません。
それにしても紳士淑女が昼間からワインを飲んでいるなんて、絵になるなあ!
あれ、しかも月曜日の昼間。どうみてもメルボルン市民に見えますが、いったい何をしているのか。
ディナーの話でした。
場所柄の意味は、夜になって判明しました。