3月の中旬。
この時期は、学校は卒業式だったり、企業は4月の新年度を控え、異動の時期。
さよなら送別会だったり、異動のお祝いだったり、年末忘年会に匹敵するくらい
飲み会が立て続く時期かもしれません。
(1年中飲んでいる人も中にはおりますが・・・)
それに温暖化により、桜の開花が早まり、3月に早いお花見をやったり、ますます
飲み会の回数が増えて。。。スケジュールがいっぱいなこの時期を過ごしています。
そういう自分も、日本企業のしきたりに沿っていて、居酒屋飲み会(または普通の飲み屋の会場)に日参(?)してます。
ふと、オーストラリアだったら、どのような飲み会になるんだろうか。
日本での飲み会の伝統的な会場といえば、2F(メイン会場のたいがい上の階)の
畳が敷いてある大宴会場。
多い時は100名以上入る、座敷のタイプですね。
経験した方も多いと思いますが(もちろん、畳の宴会場の経験のない方もいるでしょうが)、そんな会場オーストラリアにあったっけ?
という疑問から、時節がらこのような題名になりました(笑)。
さて、オーストラリアについてのテレビ放送は限りなくやってますが、「飲む」という観点だと、だいたいがレストランでのお店の紹介ですよね!
ちょっと珍しい番組だと、今連続して放映されている、
BS NHKプレミアム 「世界一入りにくい居酒屋」シリーズで
たまたまシドニーやメルボルンが紹介されていました(今週、さらにたまたまシドニー編が再放送されます)。
名前は「居酒屋」ですが、実際に飲む場所はアルコールが飲める、オープンスペースで、「飲み屋という感じではありませんでした(先に言ってしまいましたが)。
それでは、日本の居酒屋をイメージするようなお店って、オーストラリアにあったっけ?
あ、現地日本料理店に行けばありますよ。日本の居酒屋そのままだったりしますし。
でも、オーストラリア人が経営し、地元オーストラリア人のために提供するような「居酒屋」って、見たことない。
そのヒントが、今も古い伝統を守っている、昨年訪問したタスマニア州の州都ホバートにありました。
古い伝統のため、他の州都とは若干異なるところがありますが、参考にはなるかな。
・そもそもファミリー、結婚し家庭を持った人は夕食は家で過ごすのは当たり前。
外でのディナーはよほどのお祝い事がない限り、ない。
・若者でもちょっと飲んで、早々に引き上げる(公共期間も遅くまでやっていないせいかもしれませんが)2次会という考えがあまりない。か、個人主義が徹底している文化なので、個々に行きたいところに分かれるんでしょうね。推測だけど。
・そして、これが一番大きいかもしれませんが、酔いつぶれるようなことがあれば店側が強制的にオーダーをストップすることができるそうです。
日本だったら、飲み過ぎて酔いつぶれるようがどうなろうが、オーダーしたものは必ずお店が用意しますよね。さらに酔っぱらった勢いで2次会、3次会、4次会まで流れるのは、酩酊、または正常な判断ができない印。
オーストラリアは酩酊する事前にストップする仕組みが出来上がっている感じですね。
どの州都もくまなく歩きまわったわけではないので、もしかしたら見逃しているかもしれませんが、日本のような、「飲んべい横丁」のようなストリートは見当たりません。
どちらの文化が良いのか、一概に判断はできませんが、昨今健康、家庭重視を考えればオーストリアの文化に遅まきながら日本が近づいている、といっても言い過ぎでないかもしれません。