ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

代官山で朝からオーストラリア三昧!

 昨日は、代官山で開催されているマルシェにお手伝いに行ってきました。

 

オーストラリア一色のブース

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地元代官山でオーストラリアコーヒーでカフェを営む出店に相乗りし、

オーストラリアビール、ワイン、それにオーストラリアのチーズと蜂蜜の試食もできるコーナー。

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あまりの暑さ(27度)で昼には我慢できず、オーストラリアビールを飲みながら、ノンビリとお客さんの呼び込み。

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朝から代官山にいるなんて、早々ない、ちょっと珍しい体験もでき、充実な1日となりました。

 

こんな日もたまにはあってもいいよね!

 

タスマニア 一味違うオーストラリア ウオンバットに大大接近

クレイドルマウンテンの野生ウオンバットにひたすら感動し、そして別れを告げ、
次の目的地でもある、デビルズ・アット・クレイドへ。
ここはタスマニアデビルの保護も兼ね、餌やりも見れる、ほぼデビルのための
動物園といってもいいでしょう。
できるだけ自然の状態ですごさせるために、屋根もなく、だだっ広いエリアには
敷居となる壁があり、それぞれのエリアで2-5匹のタスマニアデビルが飼育(観察を兼ねてます)
とにかくたくさん観察できる場所としては、もしかしたら最大級かもしれません。
けど、時間がずれると小屋にこもって寝入っていると、まったく出てこない
(実際、そんなエリアもありました)

 

ここの本命の話題はウオンバットでしたね。
なぜ、デビル・アット・クレイドルの動物園に、ウオンバットが?? 

夕方の園内サービス終了時間17時前の、16時40分。
ほぼ最終のお客になりましたが、なんとか入園。

動物園ですが、一応は野生動物が入り込める隙間はあるみたいで、園内でワラビーの親子もいたから、他の動物がいるかもね。

 

そう思いつつ動物園内の見学を一巡したところで帰ろうとしたところ、
最後のタスマニアデビルの見学コーナーの外の茂みがもそもそと動いている。
また何かの小動物かと思って子供たちが早速探したところ、
「こんなところにウオンバットがいる!」 

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なんと、野生のウオンバットが園内にまぎれて、まるで住み着いてしまったみたい。

もう二度と野生のウオンバットに会えないと思っていたところで再会。
こんな素敵なプレゼントは一生の間でそうそう無いだろう!

 

今度は、クレイドルマウンテンの世界遺産地域で遊歩道があるのとは違い、ここはすべて地面。


距離にして5メートル以内。
触ろうと思えば、いくらでも触れる距離。


そして、人間を恐れないことはこちらも経験済みなので、近寄っても大丈夫と判断。
オンバットはわれ関せずひたすら餌を食んでいる。

もう触っても問題ないだろう。野生だけど。。。 

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早速全員で近寄る。

オンバットまったく逃げる気配なし。

さらに近寄って、まずは子供たちからウオンバットの背中をさする
次に大人。

相変わらずふさふさとして、毛並みが気持ちよい。
さらに近寄って、草を食べている最中の顔つきや足の大きさなんかも観察。

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散々近くで見ていたら、ちょうどタスマニアデビルの餌やりの時間だったのか、
係員が通りかかり、我々の行動を見つけて(こちらとしては「やばい、見つかった」
という心境でしたが)、こう言った。
「フラッシュを焚かなければいいので、それ以外は気をつけてね」
くらいの感じだったかな。
あれ、どういう意味だろう。
だからといって、子供たちに抱っこをさせることはしたくない。
野生ということと、今後来るであろう人間に対して、嫌な思いをさせたくない、
そもそも抱っこの姿勢もはっきりとはわからない。
ここはひたすら背中をさするだけでも十分だろう。
けど、子供たち、特に次男
「ねえ、持って帰りたい。だめ?」
だめに決まっているでしょ!
でも、この愛くるしさを見ていると、そう言いたくなる気持ちも十分にわかります。 f:id:tanoshiiau:20170505201540j:plain

それでも、日は傾きつつあり、我々もホテルに戻って夕食を食べる時間を迎える。
予定を大幅に過ぎて18時半になろうとしている。あまり時間はない。

とはいえ、すでにウオンバットと30分は一緒に過ごしている。
「じゃあ、ウオンバットに別れの挨拶をして、そろそろ行こう」
そう声をかけて、我々は後ろにいるウオンバットを振り返りつつ、出口にゆっくりと向かう。

 

すると、どうだろう。

あれだけ我冠せず餌である草を食べ続けていたウオンバットが、我々のほうに向かって歩き出した。

「ねえ、ウオンバットが歩いてこっちに来るよ」
と子供に言われて振り向いた。
なんとなく、少し移動しただけでしょう。まさか、ねえ。 

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そう思って少し早めに歩き出したら、今度はオンバットも歩みを速めた
確実に付いてきている。なんということ。そんなことありえるのか?

 

園の出口を出るには園内の1階から2階への階段を登ら無ければ出れない。
まさかそこまでは来れないはず。
振り返りながら別れを言うつもりのウオンバットのまさかの行動。
オンバットが階段を登ってきた!しかも急ぎ足で

あの短い足でよく階段を上がれるものだ。

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明らかにわかったことは、子供の後を追いかけている

人間の大人の大きさだと直感で脅威を感じるのだろうか。

小さい子供だったら、脅威を感じないのだろうか。もしかしたら野生の本能で感じ取っているのかもしれないと、こちらも人間の直感で判断。

それはともかく、このままでは出口まで一緒に出てしまう。

仕方なく(いや、もう少しウオンバットと一緒に居たかったこともあるけど)いったん階段を降りる。

するとウオンバットも一緒に下りてくる。

階段を下りたことを確認してから、我々は猛ダッシュで階段を上がり、最上段にある扉を締め、ウオンバットにはあきらめてもらった。
内側の扉には、次のような張り紙が。 

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ああ、そういうことね。

「今日は若いウオンバットが探検しているので、後ろの扉を閉めてください」
ヤング ウオンバット。あはは、まだ子供だったのか。


人間が好きになったのかな。

 

係員の言っていることもなんとなくわかった。
つまり、フラッシュさえ焚かなければある程度ウオンバットが嫌なことをしなければOKだったかもしれません。まあ、背中や顔を触ることくらいでしょうか?
(あるいは、草をとってきて、餌としてあげるとか・・・)

扉を閉められたウオンバット

もう無理と察したのか、1匹で階段を降り、一人さびしそうに園内の奥深く、ゆっくりと消えて行きましたとさ。

クレイドルマウンテンで、もし悪天候で山登りができないとき、周辺の施設でも十分に楽しめることができます。きっと一生思い出に残る体験ができるでしょう!

 

写真:2017年3月30日

タスマニア 一味違うオーストラリア ウオンバットにもっと大遭遇

世界遺産に指定されていて、タスマニア隋一の観光スポットにもなっている、
クレイドルマウンテン。
ここでのウオンバットの遭遇率が高いことは前に書きましたが、その続きです。


前日、雨の中夕方到着したクレイドルマウンテン。
さて、目的のトレッキングの朝、昨日までの雨はうそのように晴れ上がり、
絶好の行楽日和になりました(と、タスマニアでも言うのだろうか)。


というのも、山の天気は変わりやすい。
ましてタスマニアの山の中。
1週間のうち、ほとんどが曇りか雨で、1日晴れ間があればラッキーと思って!
と事前に言われていただけに、雲が無いなんて、ラッキー以外になにものでもありません。
一応出発前にビジターセンタ寄って、山の天気概要が書いてある掲示板(数日キャンプしながらトレッキングする人たち向けの天気予報になります)を見ても、夕方遅くまでは晴れていることに。
ただ、山の天気は変わりやすい。さっそく出発。

 

ここではウオンバットの遭遇の話なので、ウオーキングについての感動は別に譲るとして、昨日下見を兼ねて、ウオンバットとも遭遇した、「ローニークリーク」にクルマを止めてからスタート。
夜行性の有袋類は朝活動していないことは知ってましたが、前日見ていた糞が朝には10倍以上発見。

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ああ、こんなに夜活動していたんだな、と勝手に創造しながらウオーキングを一周していたら午後に。

昨日とは逆に、山側から駐車場に向けて、遊歩道(ボードウオーク)を歩く。
昨日と同じ場所でウオンバットを観察できればいいなあ。
でも、午後3時台のこの時間に、ウオンバットはまだ寝ているかな。
と思っていたら、早速目がいい子供たちから
「あ、遠くで動いているのは、あれはウオンバットじゃない?」

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どれどれ、と指差す方向を見ても、動いている様子までたどり着けない。
子供と違って、年々視界が狭くなっていく大人。正直老いを感じてきたなあ。

視界を遠くに絞っているうちに、オンバットが数匹、もさもさとえさを食べているのか、ゆっくり動いている姿が見えてきた。あー、いるいる。まだ日が高いのに、いるんだねえ。

何匹か確認でき、大満足な我々ファミリー。
遊歩道のカーブをいくつか曲がった後にそこには思わぬ光景が!

たぶん、昨日の場所でしょう。
遊歩道の目の前に、ウオンバットの背中をなでなでしている外国人カップルの姿が。
あれ、もしかしたら、昨日我が家が触っていた同じウオンバットじゃないの?

あまりに近くにいるので、外国人カップルがいなくなるまで少し待つ(1分くらい)。
そして、早速背中を触ろうとする子供たち。

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触ろうとした瞬間、ちょっと歩き出したけど、本当に逃げようとしているんじゃないですね。
次のえさを求めて歩いているだけでしょう。

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まさか、2日続けて同じ場所にウオンバットがいるなんて。
しかも今日は晴れ。邪魔な傘もなく、陽を浴びて、ウオンバットの茶色いふさふさの毛が少し輝いている。

時間はあまりないけど、触れるのは今日限り。
ま、昨日も十分に触ったから、長居することはあまりなさそうですが、我々大人も、脳裏に焼き付けるごとく、じっと眺めることに。どちらかというと写真よりも大事かな。

ああ、「もって帰りたい。」と子供がつぶやくほど、愛くるしいウオンバット
この場所には来ることはほとんど無いだろう(と昨日も書いた)。

 

さあ、もう満足したかな?
オンバットにさよならを言って、帰りましょう

 

と、このときもまさか次に想像もしてなかった展開が待っているとは誰も知らずに。

 

写真 2017年3月30日

タスマニア 一味違うオーストラリア ウオンバットに大遭遇

「毛がふさふさして、超きもちいい!」
「ぜんぜん怖がらない!すごい!」
「草を食べる音が面白い!」

 

ついにウオンバット、しかも野生を目の前にして、最初は恐る恐る、そして
ついに手を伸ばして触れ合ったときに
「やっぱりここまで来てよかった」
と、まずはほっとするとともに、満足そうにしている子供たちを見て、こちらも充実した気分を感じています。

 

さて、場所ですが、野生のウオンバットの宝庫だと感じたのは世界遺産にも指定されているクレイドルマウンテン。
タスマニア第二の都市、ロンセストンから車で約2時間半。
ホバーとからも4時間程度ですが、私たちは東海岸の街(ビシェノ)から向かったため、途中食事や休憩、買い物しながら、丸一日。北海道並の広さですからね。それなりに大きいですよ。
タスマニア

さて、ウオンバット。遭遇率の高い場所があることは事前に聞いてました。
(まあ、テレビでも何度か放映されているから、知っている人は知っていると思いますけど)クレイドルマウンテンのビジターセンターから国立公園内に入ることクルマで約10分。

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最初に現れる駐車場、「ローニークリーク」(公園内をピストン輸送しているバスを利用して最初のバス停でも行ける)から歩いて行けます。駐車場からわずか5分
で、さっそくウオンバットを手の届きそうなところで・・・!
超近い!
しかも、尾瀬大正池のように、しっかりと遊歩道(ボードウオーク)が用意されているので、ほぼ平地。
超楽!

それはともかくとして、クレイドルマウンテンは文字通り山の中。
天気も頻繁に変わる。
ふもとの町が快晴だったのに、国立公園内の高山に入ったとたん天気が急変。
そして、弱含みだった雨が一気に横殴りのシャワーが短い時間に降ったりやんだりの繰り返し。
こんな雨の中、ウオンバット、その他野生動物が現れるのか?
晴れた日に出直さないとだめかな??
でも、食事時には絶対に見れるって言っていたけど、こんな土砂降りでも姿を現すのか?

半信半疑。けど時間はすでに5時半になろうとしているので、考えている時間はない。
選択肢がないから、土砂降りの中さっそくローにークリークの駐車場にクルマを止めて歩き出すこと1分。
先を歩く目のいい子供たちがなにやら騒いでいる。
さっそく発見か?
と思いきや
「動物の糞(ふん)、糞」。なんだ。でも草原ではなく、草原から約50-60センチの高さに作られた人間用の
ボードウオークにあるなんて、こんなところまで動物は歩いているだ。
で、この動物はやっぱりウオンバット?それともワラビーか何か?もしかしたらタスマニアデビル
そんな淡い期待と勝手な妄想を抱きつつさらに歩くこと約2分。

(短時間での展開が速い)
「あー、いたいた。ウオンバット
またしても目がいい子供たち。
少し外れの草原の中にうごめく2頭の群れ。距離にして約20メートルか。まさしくずんぐりむっくりで、茶色の毛並みが雨のシャワーでどっぷりと濡れているが、紛れもないウオンバット

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もうこんな近くで見れるなんて、われわれファミリーは色めきたちました。
さらに歩くこと3分。覚めやらぬ興奮は、そこから一気に最高潮に!
「あ、目の前にいる!」
今度は間近なんてもんじゃないです。
遊歩道から距離にして3メートル。

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目の前で夕食の草にありついている。その草を食(は)む音が聞こえる。

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「ごり、ごり、ごり、ごり」
決して止めることがない。食べ続けている限り。
まさに動物の息遣いが間近で見れるなんて、われわれも想像だにしてませんでした。
しかし、驚きはまだ続きがありました

 

どうやら、食べる草の場所を移動したいみたい。歩きだした方向は、我々のほうに向かってくる。
そして、遊歩道から完全に手の届くところで停止して、再度草を食べ始めた。

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「ここからだったら手が届くんだけど、触っていいのかな?」
十分な距離。
オンバットは人間におびえることは一切ないと聞いている。
オンバットは人間にも危害を与えないと聞いている(噛んだり、刺したりしない)。
それに、周囲は我々以外はいない。
そして、ここには二度とは子供たちをつれてくることはないだろう。
ここで触らないと、一生後悔するかも、それとも触ってはいけないから止めておくべきか。
散々1分ほど悩んだ末、まずは子供たちだけは触らせることに。
ただし、背中の辺りを軽くさする程度だけにとどめるように。
「じゃあ、触るね。ぜんぜん逃げないね。それに毛がふさふさしていて気持ちいいよ」
良かったじゃない。触れて。
しかも、飼いならされた動物園のではなく、野生の、だよ。
もしかしたら、触られ慣れている?

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傘を差しながら、雨をよけながら、ひたすら触り続ける。
ああ、この時間をずっと共有し続けたい。
残念だけど、ホテルのチェックインがまだだから、そろそろ行かないと。
明日もクレイドルマウンテンを散策するし、また来るから、と子供たちを諭して、
ようやく遊歩道を引き上げることに。
一生記憶に残る30分。そう願って、ウオンバットに別れを告げる。

 

明日にまたドラマが待っているとは知らずに。

雲の切れ目から、まだ沈んでいない太陽が顔を出し始めていた。

 

写真:2017年3月30日