ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 随一クレイドルマウンテン3 事前の天気予報の重要性

クレイドルマウンテンをはじめとする天気は、かわりやすいことが前提。
クレイドルマウンテンを観光する前に、必ず訪れておいたほうが良いといわれているのが、ちょっとしたカフェや、ガソリンスタンド(人がいないので、100%セルフになりますが)も併設されています。


そこには最重要なインフォメーション。

クレイドル周辺のこと細かい天気の情報が掲示板に掲載されてます。
多分、スマートフォンで表示されるお天気情報よりも詳細です。分からなければスタッフに声を掛ければ、更に教えてくれるとのことです。
(我々が行ったときは、既に閉店前だったので、掲示板以上に聞きだせるものはありませんでしたが)

つまり、何が一番重要かというと、とにもかくにもお天気です。
われわれが行ったその日の天気は、キーステーションとなるインフォメーションエリアは曇り。
ただし、クレイドルマウンテンの各観光ポイントは全て雨。
加えて、主な登山コースは、全てのツアーが禁止となるほど悪天候。
1週間に5日は雨。1日晴れればラッキー、と言われるほど雨や雪に見舞われる区零度ドルマウンテンの周辺の天候。
それだけ変わりやすい天候をまずは念頭において行動しましょう。

 

天気の変化は、クルマを運転しているときに激しく感じました。
雨が降ったあとが確認できたものの、キー・ステーションとなるインフォメーションセンターでは曇っていた天気は、その後すぐにクレイドルマウンテンに移動を開始して10分後、山に入った後に、いきなり豪雨の洗礼。


かと思うと、クレイドルマウンテン内の切り開かれたエリアに着いたところでは、雲も切れ間から太陽が覗き、体感気温も15度程度から一気に20度以上。

「太陽の光線がこれだけ温かみがあるのか」なんて考えられないほど。

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(一瞬で虹が出来上がる)
と思っていたのもつかの間。


太陽が雲に隠れた瞬間、上がっていた雨がふたたび降り出し、数分はかさをさすのも一苦労な量。
(その後小降りとなり、30分程度のウオーキング開始、その間に野生のウオンバットに遭遇した)


これが雨が降るときのクレイドルマウンテンの天候か」。


なので、インフォメーションセンタに書いてあった
「Shine Tomorrow」
の文字を見て、
「どうか、明日は予報どおり、本当に晴れますように」
その夜は、雨が上がったような様子。


明日まで晴れてくれ!

 

写真:2017年3月29日

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 随一クレイドルマウンテン2

クレイドルマウンテン。

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ガソリンと食料調達のために立ち寄った、モールクリークから、クレイドルマウンテンまであと86キロ。近いようで、実は想像以上の距離だった。


簡単にいけると書きましたが、海外でレンタカーを初めて利用する場合、ガソリンを満タンにするだけでなく、他にも注意する必要があります。


特にクレイドルマウンテンまではアップダウンやカーブがきつく、日本での山越えのドライブをするのとほとんど同じ。
しかもカーブまでの距離が日本よりも長いので、ついついスピードオーバーになりがちです。
日本人だではなく、欧米の方もそうなのか、坂道のカーブの途中でクルマ2台が追突で、路肩に止まっている姿を何度か見ました。

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山越え途中にある、ビューポイント。多くの観光客がここで一服。雨はまだ。


更に、ダート(未舗装)道路もたくさんあります。
スピードを落とさないとタイヤがパンクしてしまうのは分かるかと思います。
それだけではなく、日本のダートは多くのクルマで踏み固められていますが、オーストラリアの場合、結構ふわふわな砂、土が多く、油断すると石が飛び跳ねます。
日本車の場合、小粒の石が飛んできても大したことはありませんが、韓国車、日本車以外の小型車の場合、ガラスに注意が必要です。そのあたりは後日また。

 

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工事中の道路では、こんな車両も見られます。

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周囲に無いもないのに、県道がぶつかるT字路にはお店だか宿泊施設だがよくわからない建物がそこここに点在している。不思議な光景。

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クレイドルマウンテンエリアまであと少し。

 

まあ、でも迷惑にならない限りゆっくり走れば、変わる風景を鑑賞できます

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クレイドルマウンテンまで標高がまだまだ低いのか、このあとの展開が想像できないほど晴天

この段階では、山というよりも高原の風景に近い。

 

木の種類、高さ、空の広さ、山の地肌など、刻々と景色が変わる。

何度も山をドライブした経験のある我々からしても、あまり見慣れない壮大な風景も充分楽しめる。

これはツアーバスに乗っていると、窓枠が狭いためちょっとわかりにくいかも。

だから、個人での旅はやめられない。

 

写真:2017年3月29日

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 随一クレイドルマウンテン

タスマニアの旅行に来る目的は人それぞれですが、初めての旅行で、ここを行かない人はまずいないだろう、というくらい大人気スポットが、「クレイドルマウンテン」。

大自然を堪能するには、タスマニアのどこででもできますが、シティのホバートや、第二の都市ロンセストンを離れ、わずか1日で絶景の山々を見渡せるところまで来れるのは、早々ありません。
まあ、世界遺産に登録されているってこともありますので、当然のことですが、自然が守られています。


1日あれば大抵の場所にいけるもんですが、クレイドルマウンテンは一山もふた山もアップダウンを経て、ようやく山岳地帯にたどり着きます。
そんなところに、動物たちの楽園と、更に山を愛する人たちのロッジ群が展開されているなんて、どうして想像できたでしょうか?
これも、行って初めて分かったことですけどね。

その前に。
ガイドブックにもありますが、クレイドル山まで行ってしまうと、お店がありません。
全くないわけではないですが、インフォメーションを兼ねてショップがあるくらいで、食材が豊富にあるとは言い切れません。
ガソリンスタンドも1軒ありますが、とても高い。
だから、できるだけ下界の街で、満タンにしておくことをお奨めします。いや、必須です。
それに、ガソリンが残りすくないまま山登りが始まってしまい、万が一燃費の超悪いレンタカーだったりしたら、それこそ途中でガス欠で止まりかねません
絶対にそのようなことがないよう、クレイドル山に至る山道の手前で、ガソリン補給をしましょう。

そういうわけで、私たちは、クレイドル山に来る前は、東海岸のビチェノという小さな町におり、そこから既に2回の山越えをしてきて、ガソリンメーターが半分を切り、そろそろ焦りだしたところで、モールクリーク(mole creek)登場。


もっとも、来るまでにガソリンスタンドマップのような地図をインフォメーションでもらっていたので、焦ることはありませんでしたが、それでも途中通過してきた街街が余りに小さく、ここにたどり着くまでガソリンスタンドやスーパーがあるのか、正直不安ではありました。

発見したときは、「ああ、やっぱりあったか」でしたが、心はそれまで穏やかじゃなかった(笑)。

まあ、田舎道にポツンとあるから、見過ごすことはぜーったいにありません

ガソリンスタンド。 f:id:tanoshiiau:20170807223936j:plain

シティのスタンドより、既に5%以上高い!

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次男がフロントガラスを掃除中。

 

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田舎のスーパーマーケット。

意外にも人の出入りがある。

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ここまでは、各都市から、こんな距離です。参考まで。

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←方面、クレイドルマウンテン(Credle Mt)まで、86キロ。

いっけん近そうですが、まだまだ難所はこれからです。


写真:2017年3月29日

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 フレシネ国立公園3

外国人のざわめき、人々がの話し声。
頂上のオーラを感じるままに、数分歩くと、目の前には開けた視界が。
つくづく晴天でよかった!
これが曇天だと、雲で森の視界までさえぎられてしまう。
その奥深い緑と空の青、そして若干薄い青と混じりけの青。
それを堪能できるなんて、何と幸せ。


なんて、子供たちは全く感じていることなく、飛んでいる鳥を見たり、動物の糞を観察したり(どうもワラビーなのか、頂上で人間の食べ散らかしたものをめがけてくるんでしょうかね。
 糞があ大量にちらばってましたが、ちょっと残念です)
さて、肝心の景色ですが、陳腐な言葉を羅列しても仕方ありませんので、ここではまずは風景を感じてください。

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頂上の風景は、せっかくなので家族の写真をとってもらうように若者の集団にお願いしました。

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(写真の後方にいるアジア系に見える人たちですね)


こころやさしい青年はベトナムから来たそうですが、快く何枚か写真を撮ってくれました。やさしさに感謝。

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それ以外にも多くのアジア諸国をはじめ、ほんと世界中から集まっているんじゃないかというくらい、たくさんの人種で溢れています。
(その中でも、やっぱり日本人は私たち4人だけ)
あとでまた登場しますが、旅とは不思議なもので、翌日の観光で(しかも数100キロ先で)、またベトナムから来た若者たちと遭遇してしまいました。

予定が詰まっていると普通は降りない観光地だけど、私たちは自由気ままな旅。

 

とはいっても遅くにフレシネに着いたし、ランチもまだだからあんまりここには長居できないんですよね。

この最高の天候をもう少し堪能したかったんだけど、時間が迫っています。

ランチを抜くことになってしまうため、慌てて下山。

帰りはほとんど下りなので、30分は掛からないでしょう。

さあ、ランチに向けてレッツゴー!

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頂上は後ろに、そして下界が見る見る目の前に迫っています。

ほんと、くだりはあっという間だねえ。


だから旅はやめられない!


2017年3月29日