パロネラパークはケアンズの一押し観光の名所であるから、絶対にお奨め候補ですが、日本人だったらそれ以外の目的でツアーになっていることでしょう。
子どもたちも、一度パロネラパークには行ってみたい、1つの理由がありました。
子ども、特に小学校高学年になってくると、大好きなアニメ映画の1つになっているはずです。
「ジブリの」映画です。
パロネラパークの、熱帯雨林に覆われた、まるで廃墟なような庭園。
その映画といえば、「天空の城 ラピュタ」ですね。
ジブリ映画では、オーストラリアのいろんな地域の風景や町の様子が、映画の場面に出てくていると噂されていますが、ジブリのホームページを見てみると、オーストラリアをはじめとして、参考にしているところは無いとされています。
でも、あまりに似ていると、参考というか、もう「これっきゃない!」と思わざるを得ない風景だと確認してしまいます。
その1つが天空の城 ラピュタです。
子どもならず、おとなでもこの眼で確かめてみたい。
そんな想いにさせてくれた、筆頭の映画が天空の城 ラピュタであり、
パロネラパーク でもありました。
前置きが長くなりましたが、早速映画のシーンをほうふつとされる庭園にようやくやってくることができました。
「ああ、このために子どもたちを連れてきたんだ。いや、自分も楽しまなければ」
そして、映画の1シーンにご対面です。
主人公たちが苦労の末、ようやくたどり着いた天空の城。そこで見た、高度に設計されたはずだが自然の驚異によって高度な文明が廃墟となった、その中でも池と魚が泳いでいたシーンが、まさにこれです。
まるで映画のように噴水が水を噴き上げています。
これもホセ・パロネラの設計です。
こんなものが目の前で見れるとは。映画ファンはもうたまらないでしょう。
本当はご満悦ですが、澄ましてます!(^^)!
更に、建物の廃墟が見て取れるシーンはたくさんでてきますが、宮殿のような大きな建物は庭園内にはありませんが、それらしい建物はたくさんあります。
そのうちの1つが、こんな感じではないでしょうか?
かつては、この庭園内にはいくつかのテニスコートや、舞踏会としてダンスができる広場があったそうです。
そういう広い場所は、庭園内ではここしかありません。
その昔、ここではどんな社交界が繰り広げられていたんでしょうか?
その思いは現代のオーストラリア人に引き継がれているそうです。
この時間帯はまだ陽が高い午後ですが、夕方に向けて、この建物の裏では結婚式の披露宴の準備が進められていました。
昔の伝統を今も引き継ぐ。それもオーストラリアの方々の、個人への崇拝の1つではないかな?
と、広い元舞踏会場を見て、想いに浸ってました。
(子供たちには、まだ理解できない世界でしょうけど。。。)
もう一度、(まだ見たことが無い方は初めて)天空の城 ラピュタを見て、パロネラパークに想いを重ねてみませんか?
写真:2013年7月