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ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

タスマニア 一味違うオーストラリア 本場の夜のタスマニアデビル

 タスマニアデビルホバート近郊、ポートアーサー日帰り観光の合間にタスマニアンデビル アンズー(場所はタスマン半島の入り口付近)でデビル君を見ましたが、旅行期間中にできればもう1回はみたい!


だったら、国立公園で世界遺産にも指定されていて、より高山で野生のタスマニアデビルも生息しているクレイドルマウンテンでも見たいなあ。ということで、クレイドルマウンテン(のビジターセンタからクルマで3分のところ)にある、デビルアットクレイドル(devil@cradle)へ。
たまたま2泊したクレイドルマウンテンのホテルからクルマで1分という超近場でもあったので、これは絶対に行かねば、ですね!

 

ホテルでの初日は、ウオンバット見学とホテルチェックインが最終18時を過ぎてばたばたしてしまい、とてもタスマニアデビル見学どころではなくなっていました。
見学のことが頭を離れそうになった、チェックインカウンターからロッジで向かうその瞬間、
「グワアアッー!」
となにやら争っているような動物の鳴き声がロッジ近くで聞くことができました。
これは間違いなくタスマニアデビルの声です。
ロッジ裏まで聞こえてくる声。方角的にはデビルアットクレイドルから。
タスマニアデビルのナイトツアー(係員による餌やりがメイン)を敢行しているから、ちょうど餌の取り合いでもしていることでしょう。


それにしても、闇夜に響き渡る、デビルの声。
ものすごい。まさに野生の肉食獣。
(基本的には死んだ動物の肉しか食べないから)大丈夫だと思いつつも、もし目の前でタスマニアデビルの集団が襲ってきたら、間違いなく一間の終わりだと、とっさに悟った次第です。

やっぱりもう一度、タスマニアデビルに会っておきたい。

 

クレイドルマウンテン2日目。
山登りを兼ねたトレッキング・ウオーキングも時間通りに完了し、ホテルに戻ってきた時間が4時半。
これなら、まだデビルアットクレイドルの終了時間に間に合う。
餌やりタイムには間に合わないけど、たくさんいると言われているから、見るなら今しかない。(山登りでへとへとだったし、夕食もまだなので、ナイトツアーに参加する元気はもはや尽きてきる)
16時40分にはデビルアットクレイドルのエントランスを潜り、さあデビル君再会。
(といっても、違うデビル君だけどね)

 

この時間、我々より先にいる入場者は、オーストラリア人の子連れ3人家族と、中国人風の友達2人連れだけ。それも急ぎでささっと1周しているようなので、我々が園内を独り占めするのも時間の問題だ。えっへっへ。どんなもんだい!

(あまりえばる話ではない)

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ここではタスマニアデビルの数の多さにただただ圧倒された
もちろん、現在流行しているタスマニアデビル特有の顔面の癌の研究も兼ねているような感じで、囲いがいくつものグループに分かれていた。


それでも、1つの囲いに2匹から6匹くらいにばれけており、それぞれがまた大きく、みな走り回っていたのが印象に残る。
それだけ、ここの敷地はとても広い。
だからなのか、(他の動物もいるので)少ない係員が餌をやり終えるのに10分以上は掛かる。
ナイトツアーで餌やりがあることは事前に知っていたが、ナイトツアーが始まる前に餌を与える場面に運よく遭遇した。

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これは、ガイドブックにもネットにも書いてなかったぞ。
やった、これはラッキー
放り込まれた餌はたぶんワラビーの肉。タスマニアンデビル アンズーで見たときと同じ肉だろう。
(確か係員が、どこかから調達すると言っていたような、あやふやな記憶が残っている)

肉を投げ込まれた瞬間。
2匹以上いる囲いの中では、餌の取り合いが始まったようだ。
囲いはそれぞれ大きく遠いので、1箇所だけで観察する。
肉食獣の中でもまれにみる顎の強さだと聞いていたが、確かにつかんだ肉を離さない覚悟で取り合う姿は真剣そのものというより、生命全体で迫力を感じる。
仲良く分け合って食べようという習性は芽生えないようだ。
また、餌を独り占めするために、タスマニアデビル同士の喧嘩も見られない。あくまでも餌をどこまで自分のために取り切るか。という場面だ。
ただ、一方のデビルは、顔が大きく爛れていて、なんとなく身体の力が弱そうだ。
明らかに体力ではもう一方に押されており、真剣勝負とはいえ、対等な勝負にはなっていない。

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かわいそうだけどこれが現実なのか。


野生の中では、「かわいそうだから」は通用しない。

それでも、まだ人間から定期的に餌をもらえるだけで恵まれているだろう。
そう思いながら、餌の取り合う真剣勝負をそれなりに観察し、タスマニアデビルにしばし別れを告げた。

 

写真:2017年3月30日