ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

シドニーマラソンの取説 公園は東京ドームの数十倍

オーストラリア最大の都市シドニーの、その中でもシティーと呼ばれる中心地。
こんなところに、「東京ドームの47倍の広さを持つ公園」があるだけで、オーストラリアが広大で自然豊かな国であることを気づかせてくれます。

(近隣のムーアパークなども入れると軽く50倍を超える規模)
それも、公園内だけで、右左折をしながら10キロを駆け巡る。
およそフルマラソンの1/4を公園内をぐるぐる。森林浴気分で走れるかな。

 

・整備された遊歩道

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この日は自動車全面通行止めだったこともありますが、車道も広い!
そして、歩道も広い!

・乗馬コースもある

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早朝、まだ始まってませんが、なんと乗馬コースがあります。
日本だと都心からはるか離れた郊外にクルマで1時間以上かけないと乗馬クラブまでいけませんが(行ったことないけど)、ここでは市民がバスで公園に乗りつけば10分程度でついてしまう。
それも、自然と都市が一体となっているからできること
在住の日本人も結構利用されているそうで(ビジネスマンでもオーストラリアでは時間が取れる?)。
というそれなりに大きい乗馬コースを横目に。
と、写真を撮っているうちに、腰に付けたバックに入れていたバンドエイド4枚が風にあおれて飛んでしまった!
ゴミになってはいけないと走り回って拾っているうちに、数分ロスしてしまった!

 

・キロ表示
シドニーラソンのコースでは、1キロ毎に表示盤が出ています。

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これは便利。だいたいどれくらいで走っているのか、すぐにわかります。

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それに2.5キロ毎に水のみの提供、5キロ毎に水、スポーツドリンク。

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そしてエイドステーションという、ちょっとした救急箱代わりになるものが置かれています。例えば、バンドエイド、ワセリンとか。

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保健師みたいな人も待機してくれているので、とっても安心。
公園内は、ちょうど、10キロ、15キロ、20キロを通過するので、3か所、何度か同じポイントを往復するので、6回通過することになります。

 

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・意外に変化のある公園
整備されている公園だから、ずっと平地だと思っていたら、違った!
半分を過ぎた16キロ当たりに、短いが傾斜のある上り坂が待ってました!
既に、ハーバーブリッジ、フリンダースストリート、センテニアルパーク内と3回も坂を駆け上がってきたからかまだ半分も過ぎてないのに、足に疲れが溜まってきた感じ。

まあ、完走しようとするから大変なわけで、最悪歩けなかったらリタイアすれば良いわけだし。
と気楽に考えたら少し足が軽くなった気がする。

公園内は、先ほどの乗馬コース以外にも、バーベキュー、バードウオッチング、もちろん軽食を食べられる簡単なサービスもいくつもあります。気楽に過ごせる、いい場所だ。

広い公園内にはまばらに、いろんな人がいる。
芝生に座って、こちらに手を振る地元のファミリー。
全く意に変えさず、自分たちのペースで犬を散歩させる老夫婦。
友人たちとぺちゃくちゃおしゃべりしながらベビーカーを押すママさん。
そういえば、沿道にはロープも一切貼ってない。
警備員も、ボランティアスタッフも見当たらない。

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市民が公園内を自由に「マラソンコースを横断する」。
ラソン大会そのものが市民の憩いの場を「お借り」しているんですからね。
そんな当たり前なことも気づかせてくれたセンテニアルパークとも間もなくお別れ。

さ、シティに戻るぞ!

 

 写真:2018年9月16日