こいつは誰だ、何をしている!
何かを狙っている、いかにも野生の目つき。とても鋭いので、目を合わせたくないですね。
場所はクイーン・ビクトリア・マーケットの、フードコーナーの建物の外。
中で買った食べ物を外で食べれるよう、椅子、テーブルがいくつもおいてある。
人間様の落し物をかっさらおうと狙いを定めている。
ん、これって、まさか、狙いはこっち?
前回、シーフードがとても新鮮で、日本人には毎日でも買いたくなるような写真をたくさん掲載しました。
その中でも、どうしても食べたかったサーモンの切り身は大きすぎて今回は諦めましたが、サーモンはやっぱり口にしたい。
そこで、日本だったらあら汁のように出しに取るんだろう、魚の骨の部分に残った、捨てるには惜しいので値段を格安で付けたものを発見!
食べるところが無いなら諦められるほどの「破格値」だったので、勇気を出して買ってしまいました(気になるお値段は?)。
それ以外に、前回紹介したカキ、それにエビやホタテも(測り売りなのに)2個ずつと数量指定で買いました。
サーモンについていうと、筋と油と身、それに骨が絡み合って、身を取り出すのに食いつきましたが、格闘している姿を客観的に見直すととても恥ずかしい姿だったと思います。
時間も午前10時半を回ったところ。朝食は終わり、ランチにはほど遠い。
テラスに設けられたいすには誰も座っていない。
独占状態で、独占的に注目を浴びてしまうほど、誰もいない。
そんな中で、自分と先ほどの目つきの鋭い1羽の鳥とにらめっこ。
見事に誰もいない。
じゃあ、餌として、先ほどの切り身のサーモンの骨だけになったものを与えてみよう。
人間ではほじくり切れない、骨の間に挟まったところにある油や身をきっとついばんで食べることだろう。
と想像して、骨を餌として与えてみることにしました。
(既に都市化した鳥が学習したからマーケットにいるわけなので、野生としてみなさないことにしました)
魚の骨をついばむ姿を写真に納めようと、シャッターを準備している間もなく、俊敏な動きにあれよあれよと・・・
一気に喉を開いて、飲みこんでしまいました。
あご、外したのかな?
雛にでも餌を与える親鳥なのか、それとも自分の餌だったのか。
魚にはひれも付いていたのに!
想像だにしなかった結末。
鳥にとっても「シーフード天国」なのかもしれません。
驚きの連続を経験できるから、旅はやめられません。