ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

タスマニア 一味違うオーストラリア 王道の世界遺産 ポートアーサー3

 

ポートアーサー流刑地跡は、タスマニアの中でも随一の観光スポット。
ここを見ずして帰国できない(はずはないですけど)のか、各国の観光チャーターバスがやってきてました。


ホバート市内にいたときは、これほどのバスは見なかったんだけど、いったいどこから降って沸いてきたのか、不思議でなりません。

駐車場もこれほどまでに!! というほど巨大に作ってあり、ポートアーサーの入園口まで、歩いたら5分以内には着かないだろう奥深くまで整備されています。ここはアウトレットショッピングセンターでもあるのか?
と突っ込みを入れたくなるほどでした。
到着した時はすでに17時を回っていましたが、夏季のシーズンは19:30までに入園すればOK。
だって、19:30までは日が高いので、遅い入園時間と相反して陽のした、まだまだゆっくり回れます。
(その代わりホバートのホテルまで戻るのであれば遅い時間になることを覚悟してね(笑))


余談ですが、今回自分たちは子連れのため参加しませんでしたが、刑務所跡では、「ゴーストツアー」
と称する半ば肝試しツアーが開催されます。
ここポートアーサーは最終21時のツアーがありますので、もし遅くなってどうしてもポートアーサーに行きたい!
という方は、是非参加してみてください。
一生分の怖い思い出ができるかもしれません!

 

17時に入園。
簡素なチケットブースと、これまた「ついで」程度のグッズコーナーとはこれまた相反して、巨大なスペースが設けられている
飲食コーナー。ここでは食事はしませんでしたが、バーガーなどの簡単なスナックを中心に、ゆったりと飲食できます。
さすがに混むことなんて無いだろうとたかを括っていたら、観光終了後に退場する際、子供たちの集団で飲食スペースが満席で座るところもなく、立ったままドリンクタイム。

どうも小学校か中学校で、校外学習に利用されているみたい。
先生が子供たちに声を掛けている姿をみたので、間違いないでしょう。
200-300人分のテーブルがあったのに、と高を括ってました。

 

ということは、ここポートアーサー流刑地跡も収容人数が大きいのかな?(オーストラリアだし)

その予感が的中。
入場口を抜けると、想像以上の光景が待ってました。 

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写真:2017年3月28日

タスマニア 一味違うオーストラリア 王道の世界遺産 ポートアーサー2

ポートアーサーの世界遺産まで、ホバートから日帰りコースなので、とても近いようなことを言ってしまいましたが、広いオーストラリアのこと、タスマニア島といえどもやっぱりそれなりに遠いです。
(オーストラリア本土の広さを経験したことがある人にとっては近い距離かもしれませんが、初のオーストラリアでいきなりタスマニアだと、やっぱり遠い、それに広い)
首都ホバートを基点とすると、空港方面に向かい、通り越すまではそれなりに都会な感じ(クルマが多い、家が見えるなど)ですが、20分も過ぎればとたんに田舎な感じ(木々や広い敷地が見渡せるなど)のエリアに入ります。


その後、アップダウン、左右流れる道を幾度と無く走ると、東海岸を北上するルートとの分岐点・ソレル(sorell)、わりと大きめな街ですが、を南下して、いよいよタスマン半島に入ったところから、本格的にタスマニアらしい自然の世界に突入。
人口の少ないタスマニア州。それも郊外に出ると街のサイズも一段と小さくなります。
街と街の間にはとても人が住んでいるようなところはありませんが、それでもたまーに一軒家があったり、牧場の入り口(のような脇道)があったりと、住んでいる形跡もちらほら。


ソレルを出たあと、通過する街といえば、copping,Dunalley,eaglehalk neck(イーグルホーク ネック)、そして以前タスマニアデビルで紹介したことのあるタスマニアンデビル&アンズーのあるtaranna

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(zooの看板。といっても敷地の半分は放し飼いと自然の林なので、ワイルドライフパークです)

 

そしてポートアーサーまで。


といっても、途中の街は小さいだけではありません。タスマン半島沿いにあるということは、海岸線に沿って街があるということ。小さいながらにヨットが浮かんでいたり、ボートがあったり、一軒家のカフェやレストランがあったり。
外観がおしゃれなので、立ち寄りたい気持ちを抑えて通過しなければならないなんて、心が痛む。
それくらい、立ち寄りたい個性的な小さな街が続きます。

お時間作れる方、是非立ち寄ってみてください!


だからなんでしょうか。オーストラリア本土で暮らしてきたオーストラリア人が、老後に住みたい街にタスマニアを選ぶ人が増えているのは、そんな小さい街でゆっくり暮らしたいと思っているんでしょうね。
(日本人の自分から見ると、シドニーメルボルンからクルマで走らせれば十分田舎なんですが、オーストラリア人からみる
そうではないんですかね。)
特に、クルマで通過しただけですが、eaglehalk neck(イーグルホーク ネック)はすばらしい景色。
道路の右側に沿って、ずっと海岸線を見つめていたら、いくつめかのカーブでいきなり左側にも海が現れる。
ネック と言われるだけあって、道路の両方に海が出現するんですから。
半島といわれるだけあります。
ここを抑えておけば、その先に控えているポートアーサーの刑務所から逃げれたとしても、このネックを通過するときに見つからずにホバート方面に向かうことは難しいと思えました。
それだけ厳しい地形をよくも見つけたなあ、そのあたりは合理的なイギリス人。恐るべしです。

 

あ、それだけ運転しているだけでもいろいろと楽しめますよ、現代のドライブは。
ということを言いたかったです(笑)。 


記事:2017年3月28日

タスマニア 一味違うオーストラリア 王道の世界遺産 ポートアーサー

タスマニアの州都ホバートからも近く、観光施設として充分整ったといわれている、ポートアーサー


現代においてはお手軽な観光コースですが、その昔、泣く子も黙る、じゃなかった、暴れる囚人も震え上がるといわれるほど
地の果て ポートアーサー刑務所。


オーストラリア囚人史跡群のひとつ。
そして、規模は他の都市の刑務所の何倍も大きい。
とくれば行かないわけにはいかないでしょう。

 

世界遺産と名前がつくものは放ってはおけない。ここで見なかったら一生損するかも。
ということで、寄り道しながらのポートアーサー流刑地跡。

 

これがほとんど「ここ、刑務所だったの?」
と思わせる風景が広がってるなんてこともわからずに。

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写真はタスマニアデビル&アンズーの駐車場に止まっていて、その後ポートアーサーに向かって走り去った観光客のキャンピグカー。

ノンビリ・ゆっくり旅も楽しそうだなあ。

 

記事:2017年3月28日

タスマニア 一味違うオーストラリア いたるところが絶景地 随一クレイドルマウンテン13 満足度高いビジターセンター

タスマニアに限らず、オーストラリアは観光充実国。
自然豊かな隅々まで、観光しやすい工夫が施してあり、かといって大金を投じた施設でもなく(日本は箱物行政ゆえ、設備だけは豪華ですよね)、非常に効率的に作られていることが実感できます。
タスマニアは、オーストラリア大陸ほど観光客が来ないものの、そしてクレイドルマウンテンといった非常に高地にあるにも関わらず、無駄なくそして非常なものをよくもこれだけ揃えたな、と関心するばかりです。
そこで、今一度クレイドルマウンテン国立公園入り口にあるビジターセンターをもう一度紹介いたしますね。

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センター内
以前にも紹介しましたが、簡単なカフェ、国立公園に入るためのエントリーパスの発行、クレイドルマウンテン公園の最新情報、登山する方へのグッズ販売、スタッフも相談に乗って頂けるものと思います。

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弱いながら(?)もWifiが飛んでいますので、PC広げてなにやらインターネットをつないでいる若者がたくさん見られます。

 

シャトルバスの発着
レンタカーで公園内を回れなくても大丈夫。
ビジターセンターを出発点に、ダブ湖までシャトルバスが往復しています。
ほんの往復10数キロといってもかなり狭い、細い道もとおり、アップダウンで低速運転となるので、時間も掛かります。
そのため、シャトルバスはどんどん来ます(15分おき)。

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その日の仕事を終えて待機するシャトルバス達と専用駐車場

右後方に止まっているクルマ。どこまでも広大な駐車場。

 

ガソリンステーション(無人ですけど)最悪、ガソリンスタンドの替わりはあるので、なんとかなりますが、お値段については覚悟をしたほうがよいですよ

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できるだけ「下界」で満タンにしてから、国立公園入園に臨みましょう。

 

水の給水
本格的な登山をされる方にとっては水が命。
タスマニアの水は世界で一番きれいと言ってきましたが、それでも心配な方は、ビジターセンタ内の売店で確保しておきましょう。
それ以外でも、例えばキャンピングカーや炊事用で使えるレベルであれば飲み水ではありませんが、ビジターセンターで用意されています。是非こちらも上手に使いましょう。

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「飲み水には使えません」のマーク

広大な駐車場
ビジターセンターに来て一番驚いたのが、広大な駐車場。
もともとどこの観光ポイントにいっても広大なオーストラリア、駐車場はあり得ないほど広く作っています。
それでも、クレイドルマウンテンの前に回った、フレシネ国立公園(ワイングラスベイが見れるところ)や、2011年に行ったグレートオーシャンロードの駐車場ではほとんど満車状態。
このビジターセンターもいつかは満車になる時期がくるかもしれませんが、ご安心を。
当分そのようなことは起きそうにはないくらいとても広いです。その代わり遠いところにクルマを置くととても長い距離を歩くことになるので、覚悟してね!

 

では、これからクレイドルマウンテンに行かれる方へ、参考になれば幸いです。
楽しんできてね!

 

写真:2017年3月29日30日