ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

災害大国日本とオーストラリア

今日は東日本大震災が発生してから8年目を迎えました。

月日の過ぎるのはとても早く感じます。

あまりの過行く早さに震災が風化されてしまいそうですが、なんとか忘れずに生きていくつもりです。

その後も、熊本でも地震があったり、各地域で火山が噴火したり、台風などの大雨により河川が氾濫したり、どこもかしこも災害だらけの様相です。

地球温暖化だけでは説明がつかない、地球自身が生きている証拠なのかもしれません。

その一方で、国内の災害に比べて海外の災害情報はなかなか入ってきません。

(当然ですよね、自国の安全・復興が最優先ですから。どの国も同じだでしょう!)

 

7年前の東日本大震災が起きる前に、オーストラリアでも甚大な被害が生じていたことはどれほどご存じでしょうか?更に今もそれを覚えている人が。

同じ年の2月、ニュージーランドクライストチャーチを中心として大地震が発生し、

多くの方が亡くなったので(もちろん、その後の日本の地震との関連もあるので、非常に大事なことですが)目がそちらに行ってしまったのは致し方ありません。

ただ、オーストラリアでも、クイーンズランド州を中心に、国内始まって以来の最大級の洪水の被害が発生していたのです。

nichigopress.jp

記事には、州のうち4分の3にあたる面積が災害地域に宣言された

とありますが、クイーンズランド州の広さって?

クイーンズランド州は、たいていの人がご存じの、ケアンズゴールドコーストなどの都市を有する、東海岸側の州ですが、実は西オーストラリアに次ぐ二番目の広さを持つ州。なんと185万km²。そのうちの4分の3ですから46万km²。

日本の国土よりも広い土地が洪水の被害に遭ったわけですから、広大なことがお判りでしょう。(ちなみに、隣にある小さなビクトリア州でも3分の1が洪水)

その後、オーストラリアでも最近ニュースになっていないようなので、復興の進捗は何もわかりません。

ちなみに、去年2017年3月にも、クイーンズランドの場所により観測史上最高の雨量を経験するほどの大雨が降りました。

f:id:tanoshiiau:20180311212701j:plain

連日1週間もトップニュースで報道されるほど。

地球温暖化の影響がこういった各所に顔をだしています。

日本人として日本国内の災害への関心があるのはもちろん最優先で良いと思いますが、同時に海外でも、特にオーストラリアでもこのような災害があったことを、毎年この時期に一緒に思い出していただけるだけでもありがたいです。

 

もはや地球の一か所でなんとかする時代は終わりました。

 

メロンで死亡の記事

 オーストラリアで痛ましい事故が起きてしまいました。

2日前、メロンによる食中毒で、3人が死亡しました。

実は、2月の3週目に、自分がインフルエンザに罹ってしまい、家にいた期間連日夕方以降テレビをみてました。その中でもわが子に大人気の番組、

ザ・世界仰天ニュース(日本テレビ)で

33人を奪った殺人メロン

www.ntv.co.jp

というタイトルで番組が放映。

子供たちから「メロンなんかで死ぬんだね」

「アメリカでこんな話があるんだね」

と話していたばかり。だって、インパクトがありすぎて。

そんな矢先のオーストラリアからのニュースだったので、「まさかこんなところで」

というのが正直な感想でした。

どちらも原因は「リステリア菌」という、河川に潜む細菌。

牛や豚にも寄生しており、なんらかのルートで人間の口に入ると、インフルエンザにいた高熱の症状や、多臓器不全に陥って死に至るケースがあるそうです。

不衛生な農場の管理で起きたとアメリカのケースで放映されていましたが、まさに同じことがオーストラリアでも起きたんでしょう。

ちなみに、オーストラリアに何回か行ってますが、市場でメロンを見かけた印象はほとんどありません。

たぶん、シーズンの時だけ市場に回って、消費される量何だろうと思います。

(他にもオーストラリア産バナナ、マンゴーも国外に出回っていると聞いたことがありません)

それだけ触れる機会も少ないですし、農場も特定されて、すでに処分の処理に入っているのは、さすがオーストラリア、とってもスピーディーです。

亡くなった方には大変気の毒ですが、これからも安全なオーストラリアの食文化を根付くようこれを気に心からお祈り申し上げます。

 

第40回マルティグラ開催中

 今年もこの時期がやってきました。

しかも、今年で40回目のようです。

www.jams.tv

シドニーをまだまだ十分味わっていない自分にとって、どうしても行ってみたい行事の1つです。

観光地としての魅力満載のシドニー

観光ポイントとして、オペラハウス、ハーバーブリッジ、サキューラ・キー、ボンダイビーチなど行くところはたくさんありますが、どちらかというと体験型を個人的にはおすすめしたいです。

そこで、シドニーならではの感動体験型。それもいつ行っても体験できるものよりも、「この時期に」「行った人だけが体験できる」ものは、大きく3つあります。

(あくまでも自分が行きたいところですが)

1、年末のカウントダウン

シドニーのシティから一望できる湾内で鑑賞できる、カウントダウンの花火。

一般的に、ニューイヤーを祝うわけですから、深夜0時を境に打ち上げ花火が上がります。

けど、子連れでそんな時間まで起きていられないファミリーがいますよね。

その方たち向けのサービスとして、もっと早い21時にも打ちあげてくれます。

これならファミリーで行っても楽しめますね。

2.プロジェクションマッピング

町全体で盛り上がっている、シドニープロジェクションマッピング

ただただ建物に写るイルミネーション(それも1日では回り切れないほどの数)を見るだけでも十分ですが、なんとプロジェクションマッピングを作る専門のアーティストがいるくらいとっても芸術性が高い

しかも毎年規模が拡大し、去年は対岸の動物園「タロンガ・ズー」でも、動物をモチーフにプロジェクションマッピングが登場・リニューアルされていたそうです。

style.qantas.jp2018年は5月25日から6月16日までの間に開催が決定しました。

 

3.3月はマルティグラ

さて、昨日から開催したマルティグラ。

学生さんだったら春休みシーズンで、このイベントに遭遇できるチャンスがあるでしょう。いいなあ。

上の2つと違い、すでに40年の歴史があるそうで、リオのカーニバルに次ぐ、大きなお祭り。

最近こそ日本でもジェンダーなどの生き方を共有する模索が広く始まっていますが、シドニーだったらずーっと昔からいかに共生するか、検討されていたんだなあと思うと、何だか日本よりもオーストラリアの方が圧倒的に進んでいるんだと思います。

 

未だ行ったことのないマルティグラ。

イベントとしてももちろん楽しいでしょうが、そんな歴史の積み重ねについても垣間見るために、参加したい。

だから、50万人(予想)も観衆が集まるのかもしれませんね。

好調の航空産業

今世界中で起きている現象のうちの1つが、資源高、人件費の高騰。

輸入品に頼る日本もひとごとではなくなってきています。

原油が高くなり、ガソリン価格も上昇。

原料に頼る農業にも影響し、農作物も上昇。

人件費ももはやこれ以上の値下げはできない水準に来ていますが、海外では毎年値上がり。

特にオーストラリアでの人件費の上昇はもう何年も連続しているそうです。

そんな原油高、人件費の高騰にも負けない(好景気だから?)企業の結果の1つがこれです。

www.nna.jp

オーストラリアの国を代表する企業の1つ、カンタス航空が、過去最高の決算だったとのこと。

これは観光ブームや人の移動が継続して上昇しているから、たまたまラッキーだったからなのかもしれませんが、それでも好調であることは変わりません。

 

日本の航空会社もダメってことではないですが、なんかカンタスのように「まだまだこれからも行ける」という雰囲気はあまり感じないんですよね。

やっぱり人口が増えて、移動手段で競合がほとんどなく、ある意味1人勝ちなところがうらやましいところでもありますが。。。

 

とりあえず、今後のオーストラリアのためにも「おめでとう!」