オーストラリアには、ナンバー1がたくさんあるのをご存じでしょうか?
ナンバー1といっても、一番大きいとか、世界最速、最大、最古などなど。
言われてみれば、当たり前のようなことから、誰もそんなこと気にしないし、知らなくても当たり前、なんてのも数えきれないほど。
そんな中で、最近のちょっと「不名誉」になっちゃった記録を('Д')
・3月降雨量で160年間の最高記録
これは今年シドニーでの記録。
1859年の気象観測記録開始以来の最高記録,3月の積算降雨量は、537mmに達したそう。
また、東海岸近郊の町、ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州境にあるバリナという町では30日午前9時までの7日間に919mmも雨は降ったとか。
ちなみに、東京の年間降水量は約1500mm。
たった7日間で東京の年間降水量の2/3が降ったことになると考えると、恐ろしいとはおもいませんか?
東京だって、夏に猛烈な雷雨や、台風も上陸したり、梅雨時にも大雨が何度も降るのに、そんなものがかすんでしまうほど。
南半球なので、秋に向かう、普段はあり得ない異常気象としか思えません。
可と思うと、インド洋に面した西オーストラリア州では、真逆の森林火災。
2019年の暮れから非常に激しい森林火災のニュースがテレビに登場していて、最近ニュースになっていなから、もう森林火災なんて起きてないと思われているかもしれません。
そんなことない。毎年続いているです!
しかも、シティーから遠方でなく、パース市内からたったの30キロでの森林火災。
もう目の前で起きている、と言っても過言ではありません。
こちらも、異常乾燥が原因で起きる森林火災。
自然の脅威が人々の生活圏に迫っていることがわかります(ここまでの火災は本当に珍しいんですよね)
・世界一高い賃金
オーストラリアが世界で一番賃金が高いって知ってましたか?
OECD(経済協力開発機構)が発表した2020年の情報ですので、2021年の集計はこれからですが、この傾向は数年続いており、
このままではオーストラリア連続1位になり兼ねません。
最低賃金はおよそ12.9ドル、日本円でおよそ1560円。これ、あくまで最低ですからねえ。
平均は2000円を超えていると思いますよね。
5年ほど前に、現地の高校生が、ディスカウントチェーンスーパーで、週3日、1日何時間働いていたかは不明ですが、月25万円相当は稼いでいたとか。
そんなに難しくない仕事なのに?学校が終わってからなので、長時間労働でもないのに??
と驚いたことがあります。
なんでそんなに高いの?と思いますが、それは物価が高いから。
食料品や様々な料金が毎年値段が上がっています。
最近の日本もようやく世界に追いついてきたのか、輸入する原材料品のコストがあがったり、エネルギー価格も上がり、結果物価が上昇してますが、オーストラリアは数10年単位で価格が上昇してます。
それに合わせて最低賃金も上昇。
一方、日本での最低賃金は急上昇はしてませんよね。
さて、どちらが生活しやすいのかなあ☺
ちなみに、同じ条件での調査では、日本の最低賃金は8.2ドル 約820円だそう。
うーん、やっぱり低い。
賃金があがってくれないと、海外旅行に行ったとき、海外先の物価が高いことに驚愕してしまいますしね。
物価の安い国しか旅行できなくなっちゃう。。。
2007年に行っきた、世界遺産シャーク湾にある(イルカの餌やりもできる)モンキーマイア・ドルフィン・リゾート。
ビーチまで徒歩1分。さすが抜群のロケーション
ビラで大人2人、子供2人で十分なリゾートを過ごしましたが、2007年当時で1泊ちょうど1万円(当時の価格では結構な高額)
それが2022年の8月、当時と同じ条件で泊まろうとしたれら、約2万2千円でした。
約2.2倍。
恐るべし物価上昇ですね!
多分これが世界標準なんでしょうね。
写真:2007年8月