今、世界中でこの数年経験したことのないようなインフレの大波が襲っています。
日本もその波の余波を受けていますが、それでも欧米に比べればかわいいもの。
さざ波のようなものです。
もっとも、1%上がっただけでも生活の影響を受けてしまう人もいるため、さざ波だったとしてもバカになりません。石に投げ込み、波及的に生じる波はやがて巨大な波を引き起こし、大きな影響を与えることは歴史からも学べます。
いきなりステーキ!のように横道にそれました。
欧米のインフレの大きさに負けないのが現在のオーストラリア。
今年に入ってからも収まる気配もなく、シドニーは「世界でもっとも賃貸の上昇率が高い都市の1つ」とまで言われるようになりました。
ニューヨークに勝るとも劣らないほどの賃貸料。意外でしょ?
多くの若者を中心とした移民が集まる都市としては、ニューヨークもですが、オーストラリアの各都市も負けてはいません(なんせ、アメリカよりもはるかに過ごしやすいです。気候と治安も、👬人付き合いも)
とはいってもある程度のお金💰が無ければ生きてはいけません。
そこで、移民や都会に出てきた若者で一番節約したいのが住まいの賃貸というわけ。
(中には親が超金持ちで、いきなり子供に家を買い与えることもあるでしょうが、それは超例外。ほとんどは自力でなんとかしようとしてます)
ところが、賃貸料はこの1年でぐんぐん上がる。
場所により10%以上も上がっているそうです(上がる前から元々高かったんです)
なので、少しでも安くする方法の1つが「シェア」。
日本でもここ数年シェアハウスが話題になっていますよね。
しかし、オーストラリアは事情が違います。
というか、もっと先を行っている。。。
・シェアルームからホット・べディングへ
1つの部屋に複数の人数で生活し、コストを割るというのはなんとなく想像できるでそう。
でも、ホット・べディングって何?
最初聞いたときは自分も目が﹅でした。
全く理解不能。
でも、ご想像のとおりでした。
ベッドのシェアです。
記事にもある通り、家賃を節約するために見ず知らずの人間がベッドをシェアすること
なんだそうです。
ホットという枕詞がついているのがいやらしいですが(^^)/
しかし、党の本人たちはそんなことを行っていられません。
記事にもありますが、留学生と社会人が1つのベッドをシェア。
一方は通常通り夜に寝て、もう一人が夜勤明けに昼間にベッドで寝る。
だから、一緒に寝る事はないそうな。
でも、週末学校も仕事もない時はどうするの?
そんな時は一方がソファで寝るんでしょうね。
しかし、驚いたことに、学生へ調査した2019年には、調査対象の3%がすでにホット・べディングの経験者。
それからインフレも進み物価も高騰しているので、利用者はもっと増えているのかもしれませんね。
それにしても、いつの昔か、日本では集団から個人へ「個性を大事にする」
なんてことが叫ばれていた時代もありましたが、今では個性を育てる環境を作ることの方が世界的に難しくなってきたのかもしれません。
個性をはぐくむこともとっても大事ですが、今の時代では、誰とでもうまくやっていくためには協調性が何よりも大事になってきているんじゃないでしょうか?
個性(個人)を追求し、他者の存在を無視するようになると独善的になり、独裁者も生まれ、協調できなくなると、もう他者へのやさしさなんて全くなくなってしまうんでしょうね。最悪戦争を引き起こして、他人の人生も知らんぶりにするなんて、人間のやることではありません。
と、そんなことをオーストラリアの家賃相場から、ホット・べディングに至るなかでちょっと物思い💛に浸っておりました。
ところで、ベッドといえば、こんなホテルのベッドでゆっくりと癒されたいですよね。
それとも、こんなリゾートホテル(コテージ)のベッドはいかがかな?(^^)/
ケアンズ近く グリーン島のリゾート施設のベッド
写真 メルボルン 2022年10月
グリーン島 2013年7月