ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

頬に風を受けて 16  スタミナ

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ハーフマラソンランナーがフルマラソンランナーと合流したと思ったら、しばらくしてまた分割?

右側がフルマラソンランナー用。

左側がハーフマラソンランナー用。

写真を見る限り、フルマラソンランナーの皆さんはだいぶお疲れなのか、ペースが落ちている人が増えているようです。

車道が通行止めになっているおかげで非常に幅広く道路が使える。

でも、なぜルートを分けるのかな?

と思っていたら、前方に「これより左に曲がる(というようなことが書いてあったような)」看板発見。

一旦セントギルダロードから、サウスバンクストリート(Southbank street)という道に入るようだ。

左折地点(本来は交差点)に入る段階になって、フルマラソンランナーのコースとまた合流した。

ん、今まで何でコースを分けていたのか?

その距離約2キロ。その理由はいまだになぞだ。

 

謎が何であるか考えている間、身体に異変を感じ始めた

といっても、「苦しい」とか「痛い」とか「疲れた」のたぐいではない。

「腹減った」

なるべく運動開始直前に食事しないよう気を使い、今朝は5時半には朝食を終えていたのだ。

しかも、日本人として、というより普段の食生活を念頭に、ごはん系を選らんだ結果、すしの握り弁当12カンほどなので、消化には優しい

その代り消化も早かったんだろう。

時計はまもなく10時。4時間半を経過している。

空腹になるのも当然であった。

 

レース直後の不思議だった光景を急に思い出した。

どうして、バナナや栄養ドリンクようなものを腰に巻いたりいているのか。

それは、途中で空腹になった時のための補給を想定して用意していたのだ。

(想定ではなく、経験者の知恵なのかもしれない)

変な光景では決してなく、マラソンのペースを維持するための手段だったのね。

それは、フルマラソンランナーのたけだけではなく、ハーフマラソンランナーにも言えることだったのかもしれない。

ああ、空腹だと足に力が入らない。

ちょっとペースを落とすか。

何か口に入れたい。

そういうときに限って給水がふしぎなくらい見当たらない。次にいつなんだ!

などと考えている間に、ビクトリア国立美術館を右手に見ながら、更に右折してzスタートストリート(sturt. st)を短く走り、シティロード(City road)に合流していた。この道はクルマ専用のバイパスのため車両通行止めにはできず、その脇の歩道がそのままマラソンコースになっている。

観光客は絶対に歩かない道だろう。観光スポットが皆無だから。

沿道の歩道もかすかに暗い。

それもそのはず。セントギルダロードの下(まるでガード下のよう)をくぐろうとしていたからだ。

気付かないうちに、緩いアップ・ダウン、そしてアップの道が続く。

呼吸の乱れはないが、足に疲れが出てきた。空腹もあり、足がすんなり前に行かない。

それでも、ガード下を抜けると、クイーンビクトリアガーデンという、まさにメルボルンがガーデンシティーといわれるにふさわしい公園内に入った。

陽も高く、緑がキラキラとまぶしい。

沿道はいつしかアレキサンドリアアベニュー(Alexandrea Ave)に入っていた。

公園内だからか、急に市民が沿道に増えていた。

おなじみになったハイタッチ。

といってもこの2,3キロで2回しかしていないが。

ここで3歳くらいの女の子がハイタッチしてくれた。

手の位置は低いが、触れるだけで元気がもらえる。

そう感じていたら、フルマラソンランナーとまた分の表示が前方の方に出てきた。

(下の写真はハーフマラソンは→ の表示だが、二秒ごとに「フルマラソンは←」と入れ替わる)

何キロ走って来たのか、表示が一切ない。

残り何キロかを想像しながら走ることになる。

(それが実はあとで裏切られることになる。スタミナ切れかもしれない)

それにしても、写真に写っている、自転車に乗っている人も恰好いいなあ!

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