1月もはや10日も過ぎ、正月気分はどこへやら。
それでも、寒波が日本列島に居座り、北日本を中心に猛烈な吹雪となっていて、生活に影響を与えています。
一方南半球では、先週から気温が上昇し、西の都市パースでは、気温44度を超えたとか。
寒い時には暑い場所に行きたくなる(その逆に夏になったら寒いところに行きたくなる)わがままな言い分ですが、それにしても気候変動、あまりに激し過ぎます。
話はオーストラリアの交通の関係。
固い話は抜きですが。
オーストラリアのどこの街に行っても、お世話になる信号機。
(信号の無いちいさな街もありますけど・・・)
その信号機の4つのコーナーには、かならずといってもいい程、歩行者用の押しボタンがあります。
日本の小さな、ボタンのようなものとは全く違って、もの凄い大きなボタンですね。
大人が寄りかかったら、勝手に押してしまいそうです。
自分が気になったのは、ボタンの大きさもそうですが、押した時にでる、「音」。
日本の場合だと、歩行者用の信号が青になった時に
「ピー、ピー」とか「ピー、ピピー」、あるいは
と、わりと寂しさを拡大してくれるような音。
ところが、オーストラリアの歩行者用の信号は、ワビ・サビもありません。
まるで機械音をそのまま鳴らすかのように
「カタカタカタカタ・・・・」
と鳴り続きます。青が点滅して黄色を示すときになると
「カタ・・カタ・・カタ・・」
と機械が壊れたのかな、という雰囲気を醸し出しなが、やがて赤になった時に音は病みます。
それでも、音の大きさが周囲に鳴り響く大音響でもないので、街に馴染んでいる気もします。まあ、生活音と一緒です。もはや日常の一部です。
ちなみに、香港でもその信号の音は一緒です。
ところが不思議なことに、日本に帰ってからしばらくすると、この「カタカタ」音がたまーに耳の奥で鳴り響くんですよね。
懐かしさを伴って。
オーストラリアへお出かけの際には、是非歩いて交差点を渡って下さい。
その際、歩行者用のボタンを押してみてくださいね。
それから、音も良く聴いてね。
特に夕暮れ時はなぜか心地よく聞こえます。
あ、あくまでも心地よかったのは、自分にとってですので!(^^)!