毎年この時期に、南半球の代表としてオーストラリアの天候をお伝えしています。
なぜなら、「南半球の天候は半年後の北半球の天候になる法則がある」の参考になるから。あ、もちろん、この法則は私が勝手に名付けたものですのであしからず(^^)/
12月から1月にかけて、オーストラリアは真夏を迎えています。
日本よりも真夏は暑いオーストラリア。
シドニーやメルボルンをはじめ、40℃超えのニュースが再三飛び込んできてましたが、
そんな猛暑があったときは確実に7月から8月、日本でも猛暑に見舞われます。
2019年10月から翌年1月まで、「ブラックサマー」という呼び名が付くほど、空が夜のように暗く染まるほど、大規模な森林火災が発生しました。
規模としては、日本列島の半分が消失したと考えてみてください。
とてつもないスケールだと思いませんか?
雨が一層降らない乾燥した大地に、ちょっとした火の気があっただけであっという間に大火災が発生。
しかし、2022年暮れから、大規模火災発生、というような話は一切伝わってきていません。
実際、メルボルンに至っては、12月になっても「考えられないような寒さ」のコメントが多く寄せられています。
直近のメルボルンの天気予報はこちら!
なんと、最低気温が20℃を切っています。
日本の7月から8月、全国の都市で軒並み熱帯夜(25℃)だったことを考えると、かなり低いです。
間もなく1月下旬からメルボルンで開催される全豪オープンテニス。
毎年暑さに選手がやられるほどの気温、35℃を超えた、なんてニュースも普通でした。
なのに、いまだに30℃を超えていません。
ちなみに、下の表、西海岸の都市パースは、最高気温の変動が激しいですね。
本日の最高予想気温は34℃ですが、明日以降は連日30℃を切るような暑さ。
最低気温予想もメルボルンと同様20℃に届いてません。冬の温かい時の東京・大阪と同じなんです。
これは一体どう理解すればよいのか??
半年後の北半球の真夏は、一転涼しい夏(冷夏)が訪れるのか。それとも南半球と北半球のこれまでと違って連動しなくなるのか?
2023年は気候変動の観点から、かなり注目に値する動きになります。
半年後の日本、そして半年後に冬を迎えるオーストラリア。
それぞれ一体どうなっているんでしょうか?
それでは、全てが判明する半年後にまた解説しますね。