楽しく、華々しくスタートしたい!たとえ後方でも!
そんな淡い期待はMCGからスタート地点までの距離を知って、敢えなく吹っ飛びました。
あ、でもその過程もなんだか楽しくなってきた。
まだスタートゲートをくぐっていないのに!
・スタートゲートまでにロッドレーバーアリーナを通過
ロッドレーバーアリーナって聞いてピンとくる方、いらっしゃいますか?
それよりも全豪オープンといったほうが馴染があるでしょう。
あの大坂なおみが何度か全豪オープンテニスで優勝してますが、その会場。
なんとテニス専用会場なんですね。
トイレや着替えで遅れた人みんなで、スタートゲートまで走る、走る
すでにマラソンで走るときのエネルギーを使ってしまった気分。
ああ、でもなんか「これからなんだなあ」と高揚感が漂ってきた。
これ、これ。この感動があるから、スタートは楽しいんだよなあ。
仮に、5キロくらいでアクシデントで棄権することになったとしても、完走したときの満足度の40%は達成した気分かな。それほどまで、誰も知らないランナーに囲まれても、気分は絶好調になるんですよね。
(これはアドレナリンが全身から溢れている証拠。これに乗ってスタートから飛ばすランナーがたくさんいるが後半にばてるため、走るスピードを抑える自制心は必要)
・スタート前、そしてゴングは鳴り響いた
後方のランナーたち。いわゆるお気楽組!
前方のスタートゲートはまだ見えない
6時にMCGに着いたときは真っ暗だった景色は1時間ですっかり鮮明に。
気球も見えるほど空気が澄んでいるということか。
体感気温7℃。まだまだ寒い。
これまでも同じことを言ってますが、繰り返しますが今日からサマータイム。
昨日まで同じ時間だと6時だったのに、今日から7時。1日で時差1時間。
メルボルンにずっと昔から住んでいる人、どのように過ごしているんだろうなあ(^^)/
前方でマイクを持った人が何やら騒いでいるから、間もなくスタートなんだろう。
なんと、はっきり聞こえてきたときにはカウントダウンが始まっていた。
「なんだよ、いきなりかよ」
それもそのはず。MCG近くのトイレを出たのが7時7分前。そこから500メートル以上走って、スタートゲートに到着。7時10秒前になっていてとしてもおかしくない。
あー、でもカウントダウンの声が聞こえて、良かったよ~(^^)/
「セブン、シックス、ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン、ゼロ」
のあと、鐘がカンカンカンカン高らかに鳴り出す。
ということで、後方に固まっている我々ランナー達は、とにかく前について走っている間にスタートへ。
あれ、服がたくさん!捨てられている!
これでスタートまで暖を取っていたんですね。
実は、シドニーでもスタート時に同じ光景が見られました。
ただし、シドニーの場合、スタートとゴール地点が異なります。
そのため、着替えを済ませたら係人に荷物を預ける。少なくともスタート30分前に。
でないと、ゴール地点まで郵送が間に合わなくなってしまうからです。
そこで、スタートギリギリまで暖を取り、スタート時に脱ぎ捨てていく。
ただし、シドニーではボランティアが服を回収し、古着業者に販売し、収益を寄付する仕組みが出来上がっていました。さすがです。
一方、メルボルンはスタートとゴール地点は非常に近く、荷物移動もないから、30分もガマンすればいいだけなのになあ。もしかしたしたらメルボルンでもボランティアが回収して、古着業者に販売して収益を寄付するのかな。
気になって夜も寝られません!
さて、そうこうしているうちにスタート。
ボランティアの係員の皆さん、大会運営ありがとう!と心でつぶやき、いよいよです。
いやあ、それにしても大勢の人がいるもんだ!
両側が人、人、人で埋まっています。
写真 2022年10月2日