ホントに楽しい!オーストラリア

~楽しいからには理由がある~

メルボルンマラソン2022 スタート

楽しく、華々しくスタートしたい!たとえ後方でも!

そんな淡い期待はMCGからスタート地点までの距離を知って、敢えなく吹っ飛びました。

あ、でもその過程もなんだか楽しくなってきた。

まだスタートゲートをくぐっていないのに!

 

・スタートゲートまでにロッドレーバーアリーナを通過

ロッドレーバーアリーナって聞いてピンとくる方、いらっしゃいますか?

それよりも全豪オープンといったほうが馴染があるでしょう。

あの大坂なおみが何度か全豪オープンテニスで優勝してますが、その会場。

なんとテニス専用会場なんですね。

トイレや着替えで遅れた人みんなで、スタートゲートまで走る、走る

すでにマラソンで走るときのエネルギーを使ってしまった気分。

ああ、でもなんか「これからなんだなあ」と高揚感が漂ってきた。

これ、これ。この感動があるから、スタートは楽しいんだよなあ。

仮に、5キロくらいでアクシデントで棄権することになったとしても、完走したときの満足度の40%は達成した気分かな。それほどまで、誰も知らないランナーに囲まれても、気分は絶好調になるんですよね。

(これはアドレナリンが全身から溢れている証拠。これに乗ってスタートから飛ばすランナーがたくさんいるが後半にばてるため、走るスピードを抑える自制心は必要)

 

・スタート前、そしてゴングは鳴り響いた

後方のランナーたち。いわゆるお気楽組!

前方のスタートゲートはまだ見えない

6時にMCGに着いたときは真っ暗だった景色は1時間ですっかり鮮明に。

気球も見えるほど空気が澄んでいるということか。

体感気温7℃。まだまだ寒い。

これまでも同じことを言ってますが、繰り返しますが今日からサマータイム

昨日まで同じ時間だと6時だったのに、今日から7時。1日で時差1時間。

メルボルンにずっと昔から住んでいる人、どのように過ごしているんだろうなあ(^^)/

 

前方でマイクを持った人が何やら騒いでいるから、間もなくスタートなんだろう。

なんと、はっきり聞こえてきたときにはカウントダウンが始まっていた。

「なんだよ、いきなりかよ」

 

それもそのはず。MCG近くのトイレを出たのが7時7分前。そこから500メートル以上走って、スタートゲートに到着。7時10秒前になっていてとしてもおかしくない。

 

あー、でもカウントダウンの声が聞こえて、良かったよ~(^^)/

「セブン、シックス、ファイブ、フォー、スリー、ツー、ワン、ゼロ」

のあと、鐘がカンカンカンカン高らかに鳴り出す。

 

ということで、後方に固まっている我々ランナー達は、とにかく前について走っている間にスタートへ。

捨てられた衣類達

あれ、服がたくさん!捨てられている!

これでスタートまで暖を取っていたんですね。

 

実は、シドニーでもスタート時に同じ光景が見られました。

ただし、シドニーの場合、スタートとゴール地点が異なります。

そのため、着替えを済ませたら係人に荷物を預ける。少なくともスタート30分前に。

でないと、ゴール地点まで郵送が間に合わなくなってしまうからです。

そこで、スタートギリギリまで暖を取り、スタート時に脱ぎ捨てていく。

ただし、シドニーではボランティアが服を回収し、古着業者に販売し、収益を寄付する仕組みが出来上がっていました。さすがです。

 

一方、メルボルンはスタートとゴール地点は非常に近く、荷物移動もないから、30分もガマンすればいいだけなのになあ。もしかしたしたらメルボルンでもボランティアが回収して、古着業者に販売して収益を寄付するのかな。

気になって夜も寝られません!

 

さて、そうこうしているうちにスタート。

ボランティアの係員の皆さん、大会運営ありがとう!と心でつぶやき、いよいよです。

いやあ、それにしても大勢の人がいるもんだ!

両側が人、人、人で埋まっています。

 

写真 2022年10月2日