シティを抜け出して、目的地に向かってアウトバックを疾走する!
最高です。
何時間も何にもないところを突っ走る。
こんな経験は日本ではできません。
(時速制限もあるし、パトカーの取り締まりもあるから、無制限にスピードを出すと捕まってしまいますし、第一危ないですから、注意が必要です)
それにしても何にもないと言うのは、どんな感じでしょうか?
パースの郊外をレンタカーで移動してみた時を例にみてみましょう。
レンタカーを移動していて一番大事なのはガソリンの給油です。
それには、ガソリンスタンドに行かなければ。
ガソリンスタンドはどこにでもあるわけじゃないです。
隣りのガソリンスタンドまで近くても40キロ。全然近くないけど。
見たところ、がらんとしたガソリンスタンド。日中にも関わらず他にクルマも見当たりません。
ここはガソリンスタンドですが、ガソリンスタンドはコンビニのようなミニスーパーも兼ねてます。
写真右の方にcolesの看板が見えますね。
colesはオーストラリアでチェーン展開している、大手のスーパーマーケット。
人口が少ないところに大型のスーパーマーケットは作れないので、ガソリンスタンドに併設して、細々とやっているようにみえます。
だけど、これが結構役に立つんですよね。
食料品や水分はクルマの中では長時間もたないので、冷たい水やあったかい食べ物は本当に助かります(といっても、冷凍のミートパイをレンジでチンするようなレベルですけどね!(^^)!
寒い時期にレンタカーで郊外に行ったときには、ホットのコーヒーが本当に身体が暖まります。
ガソリンスタンド恐るべし、ですね。
けど、このガソリンスタンドはまだましです。
人がいるんですから。
日本のガソリンスタンドでも最近は「セルフ」のマークがありますが、セルフといってもスタンドには従業員がいますから、本当のセルフではないですよね。
これ以上の設備もなく、最小規模のガソリンスタンドだとこうなります。
場所はパースから車で約12時間。距離にして800キロ先のモンキーマイアという世界遺産にもなっている場所。
ガソリンスタンドはありません。スタンドではなくて、ガソリン供給場所、ですね。
茂みの奥にガソリンタンクのようなものがあり、その手前にガソリンを入れるモーターが見えます。たった一台です。
クルマを止める場所は、ホースの届くところで勝手に止めて下さい、と言っているとしか思えませんが!(^^)!
クルマが頻繁に行き交う場所ではないので、誰にも迷惑が掛からないところがオーストラリアですね。
でも、ないよりまし。そして人件費や設備を最小限にして、自然にも負荷がかからないし、メンテナンスする費用も最小限に抑えられる。いいことづくめじゃないですか!
無理してガソリンスタンドでないところで給油する必要はないですが、もしも給油するようなことがあれば、貴重な体験になります。
自分は過去に一度だけ、無人の、本当に誰もいないガソリンスタンドで入れたことがありますが、入れ方は簡単でした(方法は省略します)。
それと、入れようとしてガソリンスタンドに寄ったところ、故障中で入れられ無かったことも経験しました。こちらはまだガソリンが残っていたので焦ることもありまんでした。
以上の経験から、特にファミリー(子連れなど)でのレンタカー移動する場合に心がけることは
・マメな給水を心がける。ガソリン不足で焦りながらのアウトバックの運転は禁物。
・スーパーが併設しているなら食料品を調達する
・誰もいないガソリンスタンドでも、臆せずチャレンジ。のちのちの良い経験を積めるんだ、くらいの気持ちで臨みましょう。
これらがわかっていれば、とても素晴らしいレンタカーの体験となります。
是非、郊外へは自分の足としてレンタカーを活用してくださいね。