オーストラリア訪問目的の変遷持ついに6回目になりました。
それは、イコール私も目的が変わってきているという表明でもあります。
あ、硬い。
変遷しているのは、変遷するだけオーストラリアのバリエーションがたくさんあるっていうことの1つの現れでもあるんですよね。
たくさんある上に奥が深い(^^)/から、分け入っても行きつけません。
何度行っても変わらない風景もある。メルボルンのフリンダース駅の駅舎
このブログでも何度も書いてますが、日本の国土の20倍以上あるオーストラリア。
ただ広いだけであれば他にも大きな国がありますが、広いだけじゃなかったことを何度か訪問して、知ることになりました。
更に、変化が激しい世の中
特に最近、欧米を中心に経済の停滞が何度も発生している中、オーストラリアでは脅威の20年以上の右肩上がり。
新しいビルもどんどん増え、古い建物はリノベーションされ、コロナを挟んで移民は増え続けている。
こんな国は早々ありません。
そうそう。
で、訪問目的の話でした(';')
・半端ではない規模の世界自然遺産の数々
オーストラリアを実感するのは、シティでのアクティビティではなく、郊外に足を伸ばした時に初めてわかると言っても過言でないでしょう。
たとえば、シドニーからクルマで30分も行けば広大な平野に原野が見え隠れしてくる。
更にクルマを進めると牧場をはじめ、大自然が見えてくる。
これがこの先延々に続くのではないのかと思えるほど、広大さを実感することになります。
そんな中、多くの特徴的な大自然が広がっていますが、1,2か所回っただけではわからないことに、私自身が気が付くのに何年もかかってしまいました。
それもそのはず。あまりに遠くて、1回で回り切れないから。
そのうちいくつかをピックアップします。
・1か所で数日必要なシャーク湾
このブログで何度も書いてますが、一番のおすすめな世界自然遺産は、なんといってもシャーク湾。これを外すことは私の人生ではあり得ません(^^)/
広大な、貝殻のみのビーチ
世界遺産ですが、リゾート満開のモンキーマイアリゾート。
イルカの餌やりで有名になり、世界中から観光客が集まる。
本当は、世界遺産に指定された、もっとも貴重且つ驚きの歴史的重要物、地球上の生き物のために、酸素を作ってくれた、ストロマトライトの存在がありますが、あまりに地味なため、素通りする観光客が多いです(^^)/ 歴史にロマンを感じる人は是非!
現在は水族館もオープンしアクティビティも増えているので2泊では全然足りないかもしれません!
ただ、一生に1回は足を運んでも絶対に損はないシャーク湾。
一押しです!
・世界でも10指に入る化石のあるナラコート(テと呼ばれることもある)
南オーストラリア州にある、アデレードとメルボルンの中間に位置する世界遺産、「おーストラリア哺乳類化石地域」。ここともう一か所、クイーンズランド州北西部、ノーザンテリトリーとの境にある、リバースレーとセットで世界遺産に指定されています。
このナラコート。アデレードにもメルボルンにも近そうですが、クルマで両方の都市から8時間くらい離れていますので、結構遠いでよね(^^)/
ここナラコーテケーブ国立公園にあるのは洞窟。
洞窟内で大昔の動物の骨がたくさん発見されたことで一躍有名になりましたが、なんといっても骨。
モニュメントにもあるとおり、大昔のカンガルーやウオンバット、その他の動物も超巨大で、体長4-5メートルはあったと言われています。
つまり、巨大動物の化石が眠っているんです。
というと歴史の話になってしまいますが、それは脇に置いておいて、とにかくこの洞窟がものすごいんです。
巨大な空間もそうですが、まだ全容が解明されてなく、至る所に支道があり、立ち入り禁止⛔のマークだらけ。ゾンビが出てきそうで怖い!!
というのは子供たちで、大人は、「未舗装の奥から、得体のしれない昆虫が込んでこないか、こっちの方が怖かった(^^)/
わずかな照明と、一部開いた天井から漏れてくる太陽の光を頼りに(あと渡された懐中電灯)、レンジャーの後ろに探検気分でくっついて歩くのが本当に楽しかった(途中連れてきた子供の歩きが遅く、レンジャーからはぐれたりもしたけど!)。
ただ、まじめな話。
本当に巨大生物がいたことが実感できます。
オーストラリアの国土の広さだけではなく、歴史の奥深さを体験できたのも大きな収穫でした。
(個人的には、こんな田舎町にも中華レストランがあったり、個人経営のワイナリーがあって、ワインがとても美味しかったり、大発見の連続)
やっぱり、オーストラリアは分け入ってもたどり着けないワンダーランド。
今回は、おすすめする世界遺産のほんのわずかご紹介しただけですが、ツアーやガイドブックであまりお目に掛かれない地域が出てきたと思います。
個人旅行主体になってしまいますが、是非チャレンジして、シティーから1歩も2歩も「奥に向かって進んで」欲しいと思いました。
写真 1998年、2007年、2011年