昨夜からの驚くべき、コアラ🐨逮捕のニュース
ニューサウスウェールズ州にあるイースタンフォレスト苗木園でユーカリを栽培してい
たオーナーが、コアラを現行犯逮捕した。
なんでも、数か月前から苗木が荒らされる被害が続いていたそうで、最初は犯人が別の生き物だったと思っていたそうで、まさか真犯人がコアラだったのでショックだったようです。
本来はコアラのためにユーカリを栽培していたのに、そのコアラに食べられるなんとも皮肉な事件。
しかし、その背後には地球温暖化と人口増などによる開発・森林伐採と大きく関係しているようです。
そもそもユーカリの森林が伐採されなければ、人が住む住宅地にコアラは近づかないはず。
そんなコアラが人が住む地域にまで来ているということは、いかにコアラの生息域が縮まり、餌が確保できないかということがわかってきます。
2022年、オーストラリアはコアラを「絶滅危惧種」に指定されました。
わたしたちの孫の世代、つまり50年後には、もう動物園以外でコアラを見ることも、そして抱っこすることも出来なくなっているかもしれません。
(コアラは抱っこされるとストレスを感じるため、通常最大30分に限定されているそうです)
人間の森林伐採だけではなく、地球温暖化による自然破壊も脅威。
夏の北半球は洪水のニュースで溢れていますが、南半球、特にオーストラリアではこれから山火事の季節。
2019年には大規模な森林火災により日本の国土の約半分が消失しましたが、今後もそんなことが起きかねません。
真っ先にユーカリの森林が消失するとも言われています。
(ユーカリの葉っぱには油分が含まれているため)
一見笑える事件・ニュースですが、その裏にはかなり重大なメッセージが隠されているため、楽しいニュースではありませんが敢て取り上げました。